ライプツィヒの旧市街にあるマリオットホテルに子連れで2泊したので、宿泊レビューをお届けします。
観光にとても便利な場所にあり、ライプツィヒ中央駅、クリスマスマーケット会場、トーマス教会、バッハ博物館など全てに徒歩10分以内の立地です。目の前にスーパーもあり、近くに飲食店も多数です。さらにドレスデンにも高速鉄道ICEで1時間ちょっとなので、日帰り観光が可能です。
ホテルの設備やサービスはよくあるマリオットホテルと大差ないですが、マリオット系列ならではの総合的な安定感があり、立地条件の良さから旅行でライプツィヒやドレスデンを訪れる方におすすめです。
ライプツィヒ・マリオットホテルの概要
基本情報
ライプツィヒ・マリオットホテルは、ライプツィヒの旧市街にあるホテルで、マリオット・インターナショナルグループの一員です。
市内には同じマリオットグループのウェスティンもありますが、こちらの方が主要観光スポットに近くて便利です。
- ホテル名:ライプツィヒの・マリオットホテル(Leipzig Marriott Hotel)
- 住所:Am Hallischen Tor 1, 04109 Leipzig
- 公式HP:https://www.marriott.com/en-us/hotels/lejdt-leipzig-marriott-hotel/overview/
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:12:00
- 駐車場:地下駐車場あり。25€/24時間
アクセス
ライプツィヒ・マリオットホテルは、ライプツィヒ中央駅(Leipzig Hauptbahnhof)から徒歩約6分の所にあります。
車で行く場合はホテルの地下に駐車場がありますが、なにぶん建物が古いので、駐車場の入口がやたら狭くて緊張します。ご利用の際はお気をつけください。
ドレスデンにも日帰り可能
徒歩6分の距離にあるライプツィヒ中央駅からは、高速鉄道ICEに乗って1時間強でドレスデンに行くことができます。また、車でも1時間半以内でドレスデン中心部に到着します。
11月・12月はクリスマスマーケット目当てでドレスデンを訪れる方も多いと思いますが、この時期のドレスデンはホテル料金が高騰し、通常100€程度のホテルが300€以上するような状況です。
クリスマスマーケットは夜遅くまで長時間楽しむようなものではないので、個人的にはこの時期でもホテル代が比較的リーズナブルなライプツィヒで宿を予約し、昼間~夕方までドレスデンを観光して、夜はライプツィヒに戻ってくるのがおすすめです。
クリスマスの時期は午後3時半頃から薄暗くなるので、それからクリスマスマーケットを見学して5時ごろにドレスデンを出発すれば、夜7時前にはライプツィヒに戻ってこれます。
私たちも実際そうしましたし、ホテルのクラブラウンジで知り合った別の日本人家族も同じようにしたと言ってました。
マリオット・プラチナ会員特典
チェックイン&ウェルカムギフト
ライプツィヒ・マリオットホテルのフロントは地上階にあります。
フロントのエリアは狭いですが、建物がL字型になっていて客室階やレストランフロアは意外なほど奥行きがあります。
マリオットのプラチナ会員以上は、チェックイン時に以下のウェルカムギフトを選ぶことができます(2024年12月時点)。
- 1,000ポイント
または
- ホテル内で使える10€のクレジット
上記に加え、プラチナ会員以上であればクラブラウンジへのアクセスと、レストランでの朝食ブッフェも無料で付いてきます。
宿泊料金の目安
今回の滞在では、マリオットのポイントを使って宿泊しました。最もベーシックなデラックスルームを12月上旬の週末に2泊予約して、52,000ポイントでした。部屋のアップグレードは無かったです。
普通に泊まる場合は、時期にもよりますが同じ部屋で素泊まり最安料金が一泊120~130€からといったところです。
デラックスルームの部屋レビュー
午後1時過ぎにチェックインしたら、すでに部屋の準備は出来ているということで、早速5階の自室に向かいました。入口から見た部屋の様子はこんな感じで、左側にクローゼットとミニバー、右側にバスルームがあります。公式HPによると、面積は約24㎡です。
ベッドはツイン仕様をリクエストしていました。ダブルサイズの大きさのベッドが2台あり、子供と添い寝をするのに充分な広さです。
ベッドの上にあらかじめバスローブとスリッパが用意してあったのが嬉しかったです。ドイツのマリオット系ホテルでは、ハウスキーピングにリクエストしないと提供されない場合が多いですからね…。
ベッドの奥にはソファチェアと丸テーブルが。まぁ普通ですね。
ミネラルウォーターは500mlのガラス瓶が2本ありました。炭酸入りとなしが1本ずつです。ドイツのマリオット系ホテルでは、大体このメーカーのミネラルウォーターですねw。
ベッドの正面にはテレビとデスクがあります。テレビとテレビ台は、部屋のサイズに比べて結構大きめだと思います。
デスクの大きさは可もなく不可もなくといったところで、出張でPC作業をする際にも問題なさそうです。ただ、ヨーロッパの古いホテルの例に漏れずUSB充電ポートはありません。
デスクの上にはウェルカムメッセージのカードと、クリスマスらしいジンジャークッキーが用意されていました。気使いが嬉しいですね。
その隣には、プラチナ会員以上向けのベネフィットの案内がありました。ラウンジの営業時間などが書いてあります。
ちなみにラウンジで朝食も提供される旨が書いてありますが、私たちが泊まった時はありませんでしたw。素直にレストランに行きましょう。
部屋の入口付近に戻ります。ミニバーはこんな感じで、ネスプレッソマシーンとティーバック各種が用意されています。カップも結構ちゃんとしたものがありました。
クローゼットは大きさ、ハンガーの本数ともにまぁまぁでしょうか。アイロンとアイロン台もあります。
クローゼット内にあるセーフティボックスの上には、持ち帰り可能な携帯靴ベラがありました。細かいところで気が利いていると思います。
バスルームを見ていきましょう。一番安いタイプの部屋ですが、バスタブ付きで良かったです。
シャワーはハンドシャワーのみですが、湯量・温度共に問題なかったです。シャンプー類はヨーロッパのマリオットでお馴染みの「thisworks」というブランドのものです。
洗面台とトイレです。洗面台はかなり広く、家族で泊まっても人数分の洗面用具を楽々置けます。なお、ヨーロッパなので洗面アメニティはほとんどなく、石鹸とシャワーキャップのみがありました。
総じて、バスルームは掃除とメンテナンスが行き届いていて、2泊3日の宿泊中気持ちよく使うことができました。
クラブラウンジ
ラウンジ施設の紹介
ライプツィヒ・マリオットホテルのクラブラウンジは、6階にあります。営業時間は6:30~23:00で、入口で部屋のカードをかざして解錠するタイプです。マリオットのプラチナ会員以上か、ラウンジアクセス付きの部屋に宿泊している客が利用可能です。
入口の正面と左奥には、大人数向けのソファ席があります。
右側には少人数向けのテーブル席があります。
収容人数は、ざっと見て約30人というところでしょうか。このサイズのラウンジとしては、大人数向けのスペースが広すぎて、ちょっと微妙なバランスだと思いますw。
食事と飲み物
クラブラウンジでは、毎日17:30~20:30までアルコール類と食事の提供があります。早速見ていきましょう。
メインのホットフードは4種類あり、ちゃんとした「夕食」をとることができます。
1泊目と2泊目で若干内容が変わってましたが、大体チキンや魚のクリーム煮、ポテト、パスタ、温野菜といった構成です。味は可もなく不可もなくといったところです。
冷たい食べ物は小皿に入った前菜系のメニューが2~3種類と、ハム、サラミ、チーズが数種類ずつありました。その隣には生野菜もあります。
パンとデザートも3種類ずつくらいありました。
飲み物を見ていきましょう。ビールはなぜかミュンヘンに本社があるPaulnerのものがメインで3種類、地元産と思われるビールが1種類、ノンアルが1種類です。
ソフトドリンクの冷蔵庫はこんな感じで、ジュースの種類が充実してます。
ワインは白ワインが2種類(ソーヴィニョン・ブランとピノ・グリージョ)、赤ワインが2種類(メルローとテンプラニーリョ)、ゼクト(スパークリング)が1種類ありました。
このラウンジは食事の質はそこそこですが、ワインはまぁまぁ美味しかったです。特にゼクトはちゃんと冷えていて、泡もしっかりしていました。
取ってきた食事とお酒を頂きます。各テーブルにはクリスマスの飾りつけもあって、気分が盛り上がりますね。
レストランの朝食ブッフェ
ライプツィヒ・マリオットホテルの朝食ブッフェは、1階(日本式2階)にあるレストランで頂くことができます。
入口を入ってすぐの所には、スパークリングワインのボトルとグラスが置いてありました。セルフで朝から一杯が可能です。
ミュンヘンのウェスティンに泊まった時も、朝からブッフェでスパークリングワインがあって驚きましたが、ドイツのホテルでは割と普通なんでしょうか?ちなみに朝食を終えて帰る時はボトルが1本に減っていたので、意外と朝から飲んでいる人がいるようです。
レストランは建物の形に沿ってL字型になっており、外からは想像できないほど広いです。
座席にはコーヒーカップが置いてあり、スタッフがコーヒーをサーブしてくれる形式です。ただ、紅茶は自分でお湯を注ぎに行く必要があります。
あと、子供にはホットチョコを勧めてきてくれます。一杯もらいましたが、甘さ控えめのココアといった感じで、体が温まっておいしかったです。
食べ物を見ていきましょう。極めて普通のホテル朝食といった品揃えで、ローストポテト、ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、温野菜などがあります。
もちろんエッグステーションもあり、オムレツや目玉焼きなどを好みに応じて作ってもらえます。
冷たい食べ物はハム、チーズ、魚の燻製、生野菜などがあります。
パンの種類もまぁまぁです。
その反対側には、パンケーキとクリスマスの定番菓子パン「シュトーレン」がありました。
シリアル系もまぁまぁの充実度でしょうか。
果物はこんな感じ。ザ・無難といったところですね。
一つ残念だったのは、ジュースがピッチャーに入った新鮮なものではなく、機械式サーバーから注ぐものしか無かったことです。案の定薄くて、むかし日本でもあった果汁20%ジュースのような感じです。
こちらはお茶コーナー。ドイツらしく色んなハーブティーが揃ってます。小さ目ながらティーポットがあるのもいいですね。
全体的に、朝食の質は極めて普通で特筆すべきものはありません。食べ物の種類については、ドイツ国内の他のマリオット系ホテルよりも少ない気がしました。
フィットネスとプール
ライプツィヒ・マリオットホテルのフィットネス施設とプールは、地下1階にあります。営業時間はフィットネスが24時間、プールは曜日にもよりますが概ね6:00~22:00まで開いているようです。
入口を入ると、タオルが用意されていて自由に使うことができます。
更衣室にはロッカーと
シャワーブースがあります。
フィットネスはこんな感じで、有酸素系のマシンが8台ほどありました。
プールはこじんまりとしていて、本格的に泳ぐようなタイプではありません。ちなみに温水です。
写真には写っていませんが、プールの左側には小さなジャグジーもあります。
なお、このホテルにはサウナはありませんでした。
まとめ
この記事では、家族で2泊したライプツィヒ・マリオットホテルの詳細な宿泊レビューを紹介しました。
部屋の設備やクラブラウンジ、朝食ブッフェの食事など多くの面で特段優れている訳ではありませんが、マリオット系列ならではの安定感は随所に感じられ、全ての面で平均点以上は出しているという印象です。
立地条件は素晴らしいので、駅や観光スポットの近くで安定した快適さを求める方におすすめです。クリスマスマーケットの時期でも、ドレスデンより安く泊まれます。
当ブログには、ドイツ旅行・観光スポットに関する記事が多数あります。地域ごとにまとめてありますので、下記リンクからご覧ください。
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