デュッセルドルフ空港にあるワンワールド上級会員向けのHugo Junkers(フーゴー・ユンカース)ラウンジを利用したので、施設や食事・飲み物等の詳細レビューをお届けします。
Hugo Junkersラウンジはシェンゲンエリア内にあり、2階建てで見た目以上に座席数が多く、食べ物も早朝からホットミールが提供されていました。もちろんドイツのラウンジらしくビールをはじめアルコール類も充実しており、フライト前の時間を快適に過ごすことが出来ます。
Hugo Junkersラウンジの場所
デュッセルドルフ空港のHugo Junkersラウンジは、Pier Bの2階(Level 2)にあります。2階の保安検査場を抜けるとすぐに入口が見えてきます。1階の保安検査場を利用した場合は、検査後にある階段を上がってすぐです。

シェンゲンエリア内にあるので、基本的にはヨーロッパ内の短~中距離フライトのためのラウンジです。
日本人の方がこのラウンジを利用する機会として想定されるのは、デュッセルドルフからヘルシンキ経由のJAL/フィンエアー便で日本に帰国する場合(デュッセルドルフ~ヘルシンキ間はシェンゲン内フライト)、あるいは現地在住の方がワンワールド便でヨーロッパ内を旅行・出張する場合でしょうか。
ちなみにデュッセルドルフ空港はPierA/B/Cに分かれており、このラウンジがあるPier Bからは、主にフィンエアーやイベリア航空などワンワールド加盟航空会社のシェンゲン内フライトが出発します。
ラウンジの利用資格
ワンワールドの公式HPによると、Hugo Junkersラウンジを利用できるのは以下に該当する人です。
- ワンワールド便のファーストクラスまたはビジネスクラスに同日中に搭乗する人
- ワンワールドのエメラルド・サファイヤ会員で、ワンワールド便に同日中に搭乗する人
- 上記2.に該当する人のゲスト1名(本人と同じフライトに搭乗する場合のみ)
また、プライオリティパスの会員もHugo Junkersラウンジを利用できます。
ラウンジの施設紹介
1階の施設
Hugo Junkersラウンジの利用時間は5:00~21:00です(現地案内版で2025年2月に確認済み)。ワンワールドのHPでは4:30から、プライオリティパスのHPでは4:00から営業と書いてありますが、情報が古く更新されていないと思われます。
受付はこんな感じです。私たちは家族3人で早朝5:00のオープンと同時に利用しましたが、結構利用者がいました。

入口の横にはドイツらしく紙の雑誌や新聞が置いてあります。一方で、荷物ロッカーらしきものは見当たりませんでした。

入口付近から見たラウンジ全景はこんな感じ。意外と奥行きがあり、突き当りはL字型で左にさらにスペースがあります。なお、Hugo Jukersラウンジは2階建てになっており、1階部分だけでこのスペースがあります。

座席はソファ席、テーブル席、スツール席など幅広いタイプが揃っています。

トイレも1階にあります。ドイツらしく重厚でいかついドアの造りになってます。

トイレの横にはシャワー室もありました。通常は鍵がかかってますが、受付でリクエストすれば鍵を貰ってシャワー室が利用できると思われます。

シャワー室の手前には、小さ目ながらおむつ替え用と思われる台も用意されてますね。
2階の施設
2階へ続く階段は、1階の受付横に地味に存在しています。目立たないので、このラウンジが2階建てだと気が付かない人も多いんじゃないでしょうか。

ちなみにエレベーターは見当たらなかったので、キャリーケースを持っている場合は2階を利用しづらいと思います。
2階に上がると、1階とは雰囲気が異なる爽やかなデザインの空間が広がっています。広さ的には1階とほぼ同じですかね。

私たちが利用したのは早朝だったこともあり、他には誰も利用者がいませんでした。どう考えても常に1階より空いているはずなので、静かに過ごしたい場合は2階を利用するのが良いかもしれません(2階にも1階と同じ食べ物・飲み物が用意されています)。

ちなみにラウンジの名前にもなっているHugo Junkersは実在した人物で、19世紀末期に航空機・エンジンメーカーであるJunkers社を創設した人です。そしてラウンジの2階には、Junkers社の航空機の写真が大きく飾ってありました。

食べ物と飲み物の紹介
Hugo Junkersラウンジの食べ物と食事を見ていきましょう。
まずは1階の飲食コーナーです。私たちが利用したのは早朝5:00でしたが、一応ホットミールが2種類ありました(ソーセージとスクランブルエッグ)。

コールドミールはハムとチーズが数種類ずつ、生野菜、オリーブなどがありました。また、フルーツ数種類とヨーグルトも用意されています。

こちらはシリアル類と牛乳。

パンは6種類ほどありました。

続いて飲み物を見ていきましょう。ビールはノンアルも含めて5種類ほどあり、ドイツの空港ラウンジの中でもわりと豊富な品揃えです。ただ、ルフトハンザのセネターラウンジであるようなビールサーバーから直接注ぐタイプはありませんでした。

ワインやスピリッツは必要最低限という感じです(朝だったからかもしれません)。ワインは赤、白、泡が1種類ずつありました。

ソフトドリンクはサーバーから注ぐタイプ。オレンジジュースだけ生絞りっぽい感じでした。

続いて2階の食べ物と飲み物を紹介していきます。基本的には1階と同じ内容ですが、心なしか2階の方が若干種類が豊富な気がします。




2階の飲み物はこちら。1階よりも少しビールの種類が多い気がします。

総じて、このラウンジの食べ物は種類が豊富という訳ではありませんが、空腹を満たすための必要最低限の温かい食事にはありつけるというレベル感です。

まとめ
この記事では、デュッセルドルフ空港のPier B/シェンゲンエリア内にあるHugo Junkersラウンジの詳細レビューを紹介しました。
Hugo Junkersラウンジは2階建てで、入口からは想像できないほど広い空間が広がっており、よほどの混雑時以外は座席が不足することななさそうです。食べ物と飲み物はシンプルながら必要最低限のレベルはしっかり押さえているという印象で、少ないながらも温かい食事も提供されています。
また、一応シャワールームもあるので使い勝手は結構良いラウンジという印象を受けました。
同じデュッセルドルフ空港のシェンゲンエリア/Pier Aにある、ルフトハンザ航空のセネターラウンジの詳細レビューはこちらをご覧ください。

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