2025年の3月に、親子3人でマドリードからセゴビアに高速鉄道で日帰り観光しました。セゴビアはローマ時代の水道橋や世界遺産にも登録されている美しい旧市街、映画「白雪姫」のモデルにもなったアルカサル(城)など見どころが満載で、マドリードから足を延ばして訪れる価値大です。
この記事では、マドリードからセゴビアに日帰り観光しようとしている方に向けて、高速鉄道のチケットの買い方や乗り方、車内の様子、主要観光スポットの情報と所要時間の目安などを紹介します。
全体のスケジュール

まずはじめに、私たちがマドリードからセゴビアに高速鉄道で日帰り観光した際のスケジュール概要を紹介します。移動時間や所要時間の参考にしてください。
それぞれの行程は後ほど詳しく説明します。
予約していたセゴビア行き列車の発車予定時刻30分前に到着。スペインの高速鉄道では乗車前に空港のようなセキュリティチェックがあり、長蛇の列になることもあるので早めの到着がおすすめ。
よく分からない理由で電車の出発時刻が15分遅れ、10:55にチャマルティン駅を出発。約30分でSegovia Guiomar駅に到着。
Segovia Guiomar駅から11番のバスでローマ水道橋へ移動。所要約20分。
ローマ水道橋はバス停のすぐ近くにあり、自由に見学できます。
水道橋から旧市街へは徒歩15分ほど。旧市街では大聖堂を眺めたり土産物屋を覗いたりしました。
大聖堂(カテドラル)付近からアルカサルへは徒歩で10分ほど。アルカサルの王宮内を見学しようとしましたが、チケット売場が長蛇の列だったのと帰りの電車に間に合わなくなりそうだったので、外観だけ見て帰ることに。
大聖堂付近のレストランでランチ。
帰りの電車が14:48発なので、遅れないよう駅への移動を開始。旧市街はとても狭くタクシーはほとんど走ってないので、水道橋まで徒歩で戻りました。
水道橋前のタクシー乗り場で乗車し、Segovia Guiomar駅へ。所要約15分
Segovia Guiomar駅をほぼ定刻に出発し、約30分でマドリードのチャマルティン駅に到着。
マドリード~セゴビア日帰り観光の詳細
上で紹介した旅程を詳しく見ていきましょう。
チャマルティン駅へ~保安検査
マドリードにはスペイン国鉄Renfeのターミナル駅が3つあり、そのうちスペイン北部方面行きの長距離列車が発着するのが、市内北部にあるチャマルティン駅(Estación de Chamartin)です。
私たちはマドリード市内のクスコ地区に宿泊していたので、チャマルティン駅へは地下鉄10番線に乗って約10分で到着しました。
地下鉄のチャマルティン駅は吹き抜けになっており、おしゃれで開放的な雰囲気が横浜のみなとみらい駅に似ていると思いました。

地下鉄チャマルティン駅から高速鉄道のチャマルティン駅までは結構離れており、徒歩5分ほどかかります。ご自分がどの電車で到着するかにもよりますが、基本的に高速鉄道を意味する“Alta velocidad”や”High Speed”の標識に従って進んでいけば迷うことはないと思います。

一度地上に出て、エスカレーターに乗って進んで行きます。

ヨーロッパの鉄道ターミナル駅前はあまり雰囲気が良くない所が多いですが、ここも例外ではありません。

高速鉄道のチャマルティン駅に到着しました。矢印に従ってどんどん進んでいくと…

荷物検査の列が出来ていました。空港のセキュリティチェックのように、カバンと上着を保安検査機に通す必要があります。結構時間がかかるので、余裕をもって出発時刻の30分前には到着するようにした方が良いと思います。また、この時点でチケット(QRコードの画面またはプリントアウト)を提示する必要があるので、すぐに出せるように準備しておきましょう。

保安検査場を抜けました。電光掲示板で自分が乗る電車の出発ホームを確認します。

駅の中は割と新しくてキレイな感じですが、休憩用のベンチはほとんどありません。

自販機があり、飲み物やスナック菓子を購入できます。ペットボトルの水が2€ほどだったと思います。

トイレもそこそこ綺麗でした。

高速鉄道でセゴビアへ
高速鉄道チケットのおすすめの買い方
チャマルティン駅からセゴビアまでの高速鉄道は、スペイン国鉄Renfeとフランス国鉄の格安部門Ouigoがそれぞれ運行しています。私たちは往路はOuigo、復路はRenfeの電車を利用しました。どの電車に乗るにしても、全席指定席なので事前の予約は必須です。
チャマルティン~セゴビア間の高速鉄道の大多数はRenfeによる運行なので、Renfeの公式HPでチケットを予約するのが手っ取り早そうですが、RenfeのHPは20年前のサイト設計という感じで使い勝手が悪いと思いました。ちゃんと必要事項を入力しているのに予約が完了しないこともしばしばで、その都度一から入力をやり直さなければならず、かなりイライラします。
そこで個人的におすすめなのが、大手予約サイトのOmioです。RenfeとOuigo両方のチケットが購入できるし(往路と復路で異なる会社の切符も買える)、ユーザーインターフェースも分かりやすくて親切です。日本語にも対応しています。
チケット料金の目安はRenfeが片道一人10€~40€(時期や混雑具合により大幅に変動)、Ouigoが片道一人6€~15€といったところです。
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また、私たちは息子が電車好きなので高速鉄道一択でしたが、マドリードからセゴビアにはバスでも行くことができます。バスの場合は所要時間一時間半ほどで、料金は片道6€程度が目安です。バスのチケットも上記Omioのサイトから購入できます。
乗車~車内の様子
私たちが予約していたOuigoのセゴビア行き高速鉄道は、約15分遅れて出発しました。車両はフランスらしいポップなデザインで、全車両2階建てです。

車内のデッキはこんな感じで、清潔感があります。私たちの席は2階なので階段を上がります。

通路の脇には携帯電話で話をするためのベンチがありました。

スタンダードの座席ですが、かなりゆったりしていて日本の新幹線のグリーン車相当の大きさです。床はカーペット敷になっていて、全体的に高級感があります。格安鉄道会社とは思えませんね。

座席は2-1列の配置になっていて、こちらは1列の方です。

座席は電動リクライニング機能もついていて、至れり尽くせりです。もちろん充電用の電源もありました。

列車はスムーズに走行し、騒音も少なく快適でした。出発から約30分であっという間にSegovia Guiomar駅に到着です。
バスでローマ水道橋へ
Segovia Guiomar駅は高速鉄道のために郊外に作られた駅なので、周りには何もありません。市街地まではバスまたはタクシーで移動する必要があります。
タクシーの場合は目安の料金が掲示してあり、平日だと約10€、日曜祝日だと約13€とのことです。

バスの場合はローマ水道橋行きの11番(下の写真左)と、バスターミナル行きの12番(写真右)があります。基本的に列車の到着時刻に合わせて出発しているようです。

私たちはローマ水道橋に行きたかったので、11番のバスに乗車。チケットは運転手に乗車人数を告げて購入します。一人2.25€で、クレジットカードで支払い可能(タッチ決済)でした。
バスは約20分でローマ水道橋に到着しました。
帰りもバスを使う場合は、時刻表で時間をチェックしておいた方がよいでしょう。

ローマ水道橋を見学
セゴビアのローマ水道橋はバス停を降りてすぐ目の前です。
水道橋はローマ帝国がこの地を支配していた紀元1世紀頃に建設されました。28mという圧倒的な高さが特徴ですが、その秘密はセゴビアの地形にあります。

セゴビアの旧市街は丘の上にあるため、ここよりも標高が高い水源の川からわずかに傾斜をつけつつ水を通す必要がありました。そのために、城壁のような規格外の高さを誇る構造物となっています。

水道橋は19世紀後半まで当時と同じ方式で使用されていたというから驚きです。また、現在でもこの中に水道管が通され、セゴビアへ水が供給されているということです。

セゴビアの水道橋と旧市街は、世界遺産として登録されています。水道橋のふもとには、水道橋2,000周年を記念してイタリアから送られた銅像があります。イタリアらしい遊び心のあるデザインですね。

階段を上って水道橋と同じ高さまでやって来ました。

ここから見えるセゴビアの街並みはとても美しいです。屋根や外壁の色が統一されており、街として景観に一体性があります。

旧市街を散策~マヨール広場、大聖堂、アルカサルへ
ローマ水道橋を見学した後は、レンガ造りの建物と石畳の道が続く道を散策し、旧市街の中心地にあるマヨール広場方面に向かいました。

水道橋からマヨール広場までは、土産物屋を覗いたりしながら歩いて約15分です。道中にはかわいらしい雑貨屋がいくつもありました。


細い道を進んでいくと、いきなり視界が開けて大きな広場に到着します。ヨーロッパの古い街ではよくありますね。

マヨール広場からは大聖堂(カテドラル)がよく見えます。大聖堂の中は見学もできますが、あまり時間に余裕が無かったので外から建物だけを見て先を急ぎました。

マヨール広場からさらに旧市街を西に進みます。狭い路地沿いには色んな土産物屋がありますが、セゴビアには刃物を扱う店が多いという印象です(翌日訪れたトレドもそうですが)。

約10分ほど歩いて、ディズニー映画「白雪姫」に出てくるお城のモデルになったと言われている、アルカサルに到着。
アルカサルは13世紀に建築が始まり、その後数百年にわたる増改築を経て現在の姿になりました。確かにおとぎ話に出てきそうな、メルヘンチックでかわいらしいデザインだと思います。

城の王宮内部や塔を見学することもできますが、チケット売場が長蛇の列だったのと、この時点で12時半を過ぎていて帰りの電車(14:48発)に間に合わなくなりそうだったので、城の外観だけを見て退散することにしました。ちなみに2025年3月現在の入場料は以下のとおりです。

大聖堂近くでランチ
再び歩いて大聖堂方面に戻り、マヨール広場周辺のレストランでランチを食べることにしました。私たちが入ったお店はこちら。
Google Mapの口コミは悪くなく、値段もリーズナブル(パエリア一人前8€)でしたが、味は正直言ってドイツのスーパーでよく売ってる冷凍パエリアと大差ないレベルでしたw。

パエリア2人前と飲み物3人分、パン、デザートのアイス2個も含めて35€と観光地としては安かったので、まぁこんなもんでしょう。ごちそうさまでした。

この店では、一応セゴビア名物の子豚の丸焼きも提供しているみたいです。

水道橋前からタクシーで駅へ
ランチを食べ終わる頃には14時を回っており、雨も降り始めたので早く駅に向かうためにタクシーを探したり配車アプリを試しましたが、旧市街中心部は極端に道が狭くて車がほとんど走っていません。仕方ないので再び歩いて水道橋まで戻りました。
タクシー乗り場は水道橋のふもとにあり、数台のタクシーが停まっているのですぐ分かると思います。

雨を避けるようにタクシーに乗り込み、高速鉄道のSegovia Guiomar駅まで向かいました。所要時間は約15分で、料金は9.8€でした。
なんとか帰りの電車に間に合いそうでよかったです。

ここでも往路と同様に荷物検査がありましたが、チャマルティン駅と比べたら断然空いているので、一瞬で通過することができました。
高速鉄道でマドリードへ
帰りの電車はスペイン国鉄Renfeの高速鉄道です。座席はこんな感じで、往路のOuigoほど豪華な席ではありませんが、充分な広さがありました。電源コンセントも一人ひとつ付いています。

行きの電車でも同様でしたが、車内は結構混んでいたにも関わらず、意外と静かな環境が保たれていました。偏見かもしれませんが、スペインなのでもっと賑やかなでカオスな車内を想像していましたが、日本の新幹線と変わらない位秩序のある空間でした。
電車は予定通り約30分でマドリードのチャマルティン駅に到着。今回のセゴビア日帰り観光は、高速鉄道の復路チケットが軒並み満席だったため早い時間の帰り便しか予約できず、現地滞在時間が短くなってしまいましたが、主な見どころは回れたし、いかにも中世ヨーロッパ然とした街並みも満喫できたので良かったです。
まとめ
この記事では、私たち家族がマドリードからセゴビアに日帰り観光をした体験に基づき、高速鉄道のチケットの買い方や車内の様子、ローマ水道橋をはじめとするセゴビアの主な観光スポットの見どころを紹介しました。
また、私たちが辿ったルートの詳細と各スポット間の移動時間・所要時間の目安もお伝えしました。セゴビア観光の際にお役立てください。
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