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地中海の旅はクルーズがおすすめな6つの理由

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皆さんは地中海と聞いて何をイメージしますか?

目が覚めるような青い海と雲一つない空、温暖な気候と乾いた心地良い風、数多くの世界遺産と歴史的な街並み、新鮮でおいしいシーフード…地中海エリアは数え切れないほどの魅力があり、大人気の旅行先です。

私は過去に2回地中海クルーズに乗船し、現在はヨーロッパに居住していますが、自らの経験から、地中海エリアを旅するにはクルーズ客船がベストだと考えています。

この記事では、地中海の旅行にクルーズをおすすめする理由について、6つの観点からご紹介します。

目次

はじめに

どこまでが地中海?

ひと口に「地中海(Mediterranean Sea)」といっても広大で、どの海域を指すかは目的や文脈により異なりますが、この記事ではアドリア海やエーゲ海を含む広義の地中海を指すものとします。具体的には、以下の地図で赤丸で囲んであるエリア全体です。

地中海の地図

過去に乗船した地中海クルーズ

私が過去に乗船した二つの地中海クルーズの概要は、次のとおりです。

スクロールできます
クルーズ会社・船オーシャニア・リビエラMSCグランディオーサ
乗船時期2017年ゴールデンウィーク2024年7月
航路アテネ~ミコノス~サントリーニ~バレッタ~タオルミーナ~カプリ~ローマリヴォルノ~マルセイユ~バルセロナ~チュニス~パレルモ~ナポリ~リヴォルノ
乗船した人夫婦2人夫婦2人+5歳児


2017年ゴールデンウィークのオーシャニア・リビエラの地中海クルーズは、新婚旅行で乗船しました。航路は次のとおりです。

オーシャニア リビエラの地中海クルーズ航路


2024年の夏に乗船したMSCグランディオーサの地中海クルーズの航路は、以下のとおりです。

MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記① 航路マップ
画像引用: https://www.msccruises.de/kreuzfahrt-angebote/sommerurlaub


以下、地中海の旅にクルーズ旅行をおすすめする具体的な理由をお伝えしていきます。

複数の観光地を効率よく回れる

地中海沿岸には魅力的な観光地がたくさんあります。ざっと挙げるだけでも、以下のとおり日本人にも人気の有名観光地があります。

スクロールできます
都市/地域
イタリアローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ナポリ、カプリ、シチリア
フランスカンヌ、ニース、マルセイユ
スペインバルセロナ、バレンシア、マヨルカ島
ギリシャアテネ、サントリーニ、ミコノス、ロードス
マルタバレッタ
クロアチアドブロブニク
チュニジアチュニス

一週間の旅行だとして、陸路の移動だと上記のうち1~2カ国、2~3都市を訪れるのがせいぜいだと思います。

一方で、クルーズ旅行の場合は同じ期間でもっと多くの観光地を回ることができます。実際、私が2017年と2024年に乗船した地中海クルーズはいずれも7泊8日でしたが、前者では乗下船地を含めて3カ国7都市、後者では4カ国6都市を訪れました

クルーズ旅行で多くの目的地を訪れることができるのは、豪華なディナーを食べたり夜寝ている間に船が移動してくれて、翌朝起きると次の目的地に着いているからです。日中の時間を移動に費やす必要がないので、多くの観光地を効率的に訪れることができるのです。

オーシャニアクルーズ リビエラ トスカーナ
豪華なディナーを堪能している間にも船は次の目的地へ

船で行く方が便利な観光地が多い

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ マルタ周遊バスから海を眺める

地中海エリアには、陸路や空路よりも船の方がアクセスしやすい観光地がたくさんあります。

例えばサントリーニ島やミコノス島、ロードス島、マルタ、カプリ島などは文字通り「島」なので、陸路では行くことができません。島内に空港があったとしても、限られたフライトしか無かったり、空港から観光地へ荷物を持って移動するのも大変で時間がかかったりします。

一方で、クルーズの場合は船なので港のターミナルからすぐに上陸できますし、主要観光地は港から近いことが多いので、観光に便利です。

オーシャニアクルーズ リビエラ テンダーボートでミコノス島に上陸
小さい港はテンダーボートで上陸する場合も


港の美しい景色を満喫できる

地中海沿岸の街は古くから貿易で栄えていた場所が多く、港の周辺は歴史的な建造物や街並みが残っている場合が多いです。また、迫力ある断崖や丘の上に立つ家屋、美しいビーチなどは、沖合から眺めると一段と魅力的です。

オーシャニアクルーズ リビエラ ミコノス島に寄港
ミコノス島の丘に建つ白い家屋を船から眺める

クルーズ旅行であれば、毎朝目を覚ましてカーテンを開けると、窓の外にはそのような魅力的な光景が広がっています。また、出港の際にも夕日に照らされた美しい港や街並みをゆっくり眺めることができます。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ テラスカフェで朝食 目の前にはヴァレッタ旧市街
マルタ・バレッタの旧市街を眺めながら優雅に朝食

陸路の旅ではこうはいきません。クルーズ旅行ならではの魅力の一つです。

疲労を最小限に抑えられる

地中海沿岸の街では夏は日差しが強烈で、直射日光が当たる場所では大変暑く、汗も出るし乾燥しているので喉が渇きます。また、春や秋でも日の光が直接当たる屋外で観光していると、クラクラしてくることがあります。

MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記③ バルセロナのビーチ
夏の地中海は日差しが強烈

そのような環境で一日中観光をしていると疲れるし、その後で次の目的地に自力で移動する場合は、疲労がどんどん蓄積していきます

一方でクルーズ旅行の場合は、観光を満喫して船に帰ってきた後はすぐにシャワーを浴びてベッドで休んでもいいですし、食事をするにも船内を少し移動してレストランやブッフェに行くだけです。船によってはサウナやスパ施設もあるので、ゆっくりリラックスすることもできます。

MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記④ アウレア専用エリアで疲れて眠る息子
観光から戻った後プールとジャグジーに入って昼寝


その後は、夜寝ている間に次の目的地まで移動してくれるので、陸路・空路を自力で移動する旅行に比べて体力を温存することができます。

ホテル探しや宿代高騰を気にせずに済む

オーシャニアクルーズ リビエラ ペントハウススイートの部屋

地中海エリアは魅力的な観光地が多いため、コロナ後は季節を問わず世界中から観光客が押し寄せています。そのため主要観光地ではホテル代が高騰しており、観光シーズンには部屋の予約に苦労することも多いです。

この傾向は、「オーバーツーリズム」が問題となって久しいスペインやイタリアの有名観光地で特に顕著です。例えば以下のニュース記事にあるように、スペインでは2023年11月時点で、ホテル宿泊料金の国全体の平均がコロナ前の水準を25%も上回っています。

このような状況で、通常の旅行だとホテルは当然自分で時間をかけて手配する必要がありますし、時にはありえないほど高い宿代を払わなければいけない場合もあります。

一方で、クルーズ旅行であれば船自体が動くホテルなので、寄港地ごとに自分でホテルを予約する必要はありません。また、当然ながら宿泊料金はクルーズ代金に含まれており、移動代と宿泊代、飲食代をトータルで考えると、普通の旅行よりもクルーズの方が安く済むこともあります。

MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記① 海側バルコニーの部屋全景


観光とリゾートを両方楽しめる

ほとんどのクルーズ客船には大型の屋外・屋内プールが複数あり、デッキチェアに寝そべってビールやカクテルを片手に、海や港を眺めながらのんびりリラックスすることができます。また、前述のとおりスパ・マッサージ施設やサウナを備えたクルーズ船も多いです。

つまり、船内ではビーチリゾートと同じような過ごし方が可能です。

MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記② アウレア専用エリアでまったり
お気に入りのカクテルと共にプールサイドでゴロゴロ

地中海をクルーズで旅行するのであれば、午前中は風光明媚な観光地や世界遺産を見学した後、午後~夕方にかけては船に戻ってリゾートの時間を満喫をすることも可能です。実際、私たちも地中海クルーズに参加する時はそのように過ごすことが多いです。

MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記④ プールサイドでピニャコラーダ

クルーズ以外の普通の旅行だと、なかなかこうは行かないと思います。

まとめ

この記事では、地中海を旅行するに当たりクルーズ客船がおすすめな理由6つを、筆者の経験を基にお伝えしました。

地中海エリアの主要観光地は海に面しているのでクルーズの方が効率よく回れるし、目的地ごとにホテルを予約する必要もなく、疲労を最小限に抑えて優雅な旅を楽しめます。また、クルーズ船から眺める地中海の港や街並みの美しさは格別であり、船上ではリゾートのような過ごし方もできます。

現地の港発着の地中海クルーズは、カジュアル船からラグジュアリークラスまで、複数のクルーズ会社が運航しています。まずはご自身の希望の航路・スケジュールのクルーズを探してはいかがでしょうか。

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この記事で紹介した地中海クルーズの乗船記は、以下をご覧ください。

オーシャニアクルーズ・リビエラ 地中海クルーズ乗船記

MSCグランディオーサ 地中海クルーズ乗船記

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