【後編】2025年 伊豆マリオットホテル修善寺宿泊記| クラブラウンジは子供が喜ぶメニュー多数| 朝食ブッフェは地元食材盛りだくさん| おすすめポイントと気になる点も紹介

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2025年の新年に親子3人で泊まった伊豆マリオットホテル修善寺の宿泊記の後編です。今回はマリオットのプラチナ会員以上が利用できるクラブラウンジの詳細と、伊豆の地元食材を堪能できる充実の朝食ブッフェをご紹介します。また、ホテルのおすすめポイントと気になった点についてもまとめます。

ホテル施設全体の紹介や温泉露天風呂付のデラックスルームのレビュー、プラチナ会員特典、温泉スパと大浴場などについては、前編で詳しく取り上げています。

目次

クラブラウンジ

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジ

ラウンジ基本情報

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジは2階にあります。

ラウンジ基本情報
  • 利用資格:チタン/プラチナ会員本人&同室に宿泊の1名
    • 3名以降は一人一泊当たり2,000円の追加料金発生
  • 営業時間:12:00~21:00
    • 15:00からアルコール類提供
    • 20:00~21:00はナイトカクテルタイム(子供の利用は非推奨)

利用資格は他のマリオット系ホテルのクラブラウンジと同様ですが、「3名以降は追加料金が必要」の旨を上級会員向けの案内に明記しているのが珍しいと思います。

伊豆マリオットのラウンジアクセス条件

実際の運用はどうかというと、少なくとも私たちが初日の夜と翌日の昼に利用した時は、混雑していたためラウンジのドアが開放されていたし、そもそも入室者のカードキーすらチェックしていなかったので、誰でも入れるような状態でした。この辺りはその時の混雑状況によると思いますし、どこまで厳格にルールを運用しているのかは分かりません。

ラウンジの営業時間は正午から21時までと短めですが、その分アルコール類が15時から提供されるのが特徴です。他のホテルのクラブラウンジでは、通常はお酒は17時頃以降でないと提供されないので、15時からというのは驚異的に早いと思います。なお、後述するとおり、実際には15時どころか正午からアルコールが提供されていましたw。

満席時の対応が秀逸

私たちが宿泊初日の18時前にラウンジを訪れると、満席とのことで、入口にいたスタッフから「お席の準備が整いましたらお電話でお知らせしますので、お部屋でお待ちください」と案内されました。単に並ばせるのではなく、ちゃんとこういう対応をしてくれるのは嬉しいですね。ザ・リッツ・カールトン東京のクラブラウンジでも同じような対応をしてくれたことがありましたが、マリオットクラスでは珍しい対応だと思います。

ラウンジを一旦離れる際に「よろしければ缶の飲み物やおつまみをお持ちください」と言われたので、お言葉に甘えてハイボールと子ども用ジュース、スナック菓子を頂いて部屋に戻りました。さすがの日本クオリティの心遣いに感動です。部屋に戻り、10分ほど待つと電話がかかって来て席の用意ができたとのことで、再びラウンジへ。

ラウンジの入口には、このように「利用時間は60分を目安にお願いします」という案内がありました。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジ

海外のラウンジではこういう案内は見たことがありませんが、中には非常識に長居する人もいると思うので、仕方ないのでしょうか。

夕食時の様子 子ども向け食べ物が充実

スタッフの案内でラウンジに入ります。このホテルのラウンジは、元々は会議室/イベント会場として使っていたと思われる部屋を2区画つなげた空間です。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジ

座席は2~4人がけのソファ席がメインですが、多人数向けの大きな円卓が複数用意されているほか、少人数向けの窓側席もあります。私たちは3人でしたが、6人用の円卓に通して頂きました。3人だと持て余す大きさです。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジ


この日提供されていた食べ物を紹介していきます。まずはおつまみ兼前菜として、鯵の南蛮漬けやトマトとモッツアレラのカプレーゼなど3種類の小皿、そして枝豆が用意されていました。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジの食事

ホットミールはソーセージとフライドポテト、炊き込みご飯、ビーフシチューがありました。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジの食事

ラウンジの奥の方にはファミリーエリアとして、子どもが喜びそうなコロッケと焼きそば、海老せんべいのようなものが提供されていました。その横には、各種調味料が5種類も用意されています。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジの食事

その隣には、ポップコーンの機械がありました。ポップコーンはバター醤油やバーベキュー味など、4種類の調味料から自由に味付けができます。調味料を入れてシャカシャカするための袋まで用意されているという芸の細かさです。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジのポップコーン

食事については、正直言って大人向けのシチューは味が薄くて微妙でした。一方で、ファミリーエリアにあったコロッケと焼きそばは結構おいしかったので、それらばかり食べてました。ジャンク過ぎる感じがしますが、気にしたら負けです。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジの食事

ポップコーンは袋に入れて自分でシャカシャカする体験も含めて、息子が大喜びでした。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジのポップコーン

飲み物とデザート

続いて飲み物を紹介します。

ビールは缶での提供はなく、サーバーからセルフで注ぐ形式です。グラスは冷蔵庫で冷やされているのがポイント高いです。

伊豆マリオットホテル修善寺のビールサーバー

ワインもボトルでの用意はなく、サーバーから注ぐ形式です。左側の樽が白ワインと赤ワインで、見た目どおり味は可もなく不可もなくといったところです。

伊豆マリオットホテル修善寺の飲み物

驚いたのは、なんとスパークリングワインもビールのようなサーバーで提供されていることです(上の写真右側)。こんなの初めて見ました。ワイン好きからすると邪道に思えますが、炭酸がキリっと効いていて悪くなかったです。

ソフトドリンクについては、リンゴジュースとオレンジジュースがあると冷蔵庫に書いてありましたが、初日の夜も翌日の昼も、残念ながらジュースはありませんでした。仕方ないので子供には缶のコーラを与えましたが、できればジュースの在庫を増やしてほしいです。

デザートは洋菓子・ロールケーキと

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジの食事

ドーナツがおしゃれなケースで提供されていました。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジのデザート

夜はピークを避けるのも良い

クラブラウンジは、17時~18時頃をピークに満席で順番待ちになるほど混雑していましたが、18時半過ぎから徐々に空いてきました。混雑を避けるために、ピーク時を避けて利用するのも良いかもしれません。

また、写真でお分かりのとおり子連れの利用者が多いので、かなり賑やかで優雅な雰囲気はありません。夫婦(カップル)または一人で宿泊している方で、静かな環境を求める方は、20時以降のナイトカクテルタイムに訪れることをおすすめします(20時以降は子どものラウンジ入室禁止)。

昼間の様子 お酒がなぜか12時から提供

私たちは翌日の昼頃にもクラブラウンジを利用しましたが、食事らしい食事は提供されておらず、食べ物はドーナツやクッキー等のスナック・菓子のみが用意されていました。加えて、ファミリーエリアには前夜と同じポップコーンもありました。

伊豆マリオットホテル修善寺のクラブラウンジポップコーン

飲み物については、ソフトドリンクに加えてなぜか昼時からビールやワインも提供されていました。ラウンジの案内には「アルコールは15時から」と書いてあったのですが、何かの手違いでしょうか。

私は車を運転して帰るので、ノンアルコールビールだけを頂いてラウンジを後にしました。

朝食ブッフェ

 伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェは、2階にあるレストラン「Grill & Dining G」で頂くことができます。マリオットのプラチナ会員以上は無料で頂くことができます。

朝食ブッフェの時間は7:00~10:00(最終入場9:30)です。

私たちは朝8時ごろに行きましたが、並ぶことなく席に案内して頂きました。年末年始の連休がちょうど終わる頃のタイミングだったので、入口にはまだ正月の飾りつけがありました。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ会場 Grill&Dining G

レストランには大きな窓があり、開放的な雰囲気です。窓からは天城連峰の山々が見えます。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ会場 Grill&Dining G

公式HPによると、座席数は168席もあります。この日はレストランの奥側に子供連れの家族が、手前側に大人だけのグループが案内されているようでした。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ会場 Grill&Dining G

席まで案内されると、まずはスタッフがコーヒーか紅茶の好みを聞いて席まで持ってきてくれます。また、エッグステーションの注文(卵料理)は紙に内容を書いて渡す形式です。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

私は名物桜エビ入りのオムレツを注文しました。こちらが5分ほどで席に運ばれてたオムレツです。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ 桜エビのオムレツ

オムレツ自体はふんわりでおいしかったですが、桜エビの味はあまり感じませんでした。

ジュースはピッチャーに入った各種フレッシュジュースに加え、小さなコップでオレンジ、グレープ、2種類のスムージーとぶどう酢が提供されていました。もちろん伊豆の新鮮な牛乳もあります。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

食べ物は和食系のメニューがやたら充実しています。こちらは左から焼き魚、とろろ、だし巻き卵、きんぴら、大根おろし、地元のわさび入りかまぼこ、桜エビ、納豆、各種漬物、わさび漬けなどです。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

濃厚な卵で味わうTKG(卵かけご飯)のコーナーもありました。TKGの食べ方に関する指南が書いてあり、ふりかけや醤油類も充実しています。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

こちらは朝カレー。そういえばいつ頃からか、日本のホテルの朝食ブッフェでカレーを普通に見るようになりましたね。私は朝からカレーは遠慮しておきますw。そしてその隣にはうどんコーナーがありました。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

味噌汁コーナーです。創業30年の店の伊豆味噌を使っていて、箱根の湧水で仕込んでいるとか。具材も4種類から好みで選べます。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

一般的なホテルの朝食ブッフェにある洋食系メニューは、こちらの一画にまとまってました。ソーセージ、ベーコン、ハム各種、スモークサーモン、ポテト、グリルトマト、マッシュルームなどです。このエリアだけで、標準的なヨーロッパのホテルの朝食ブッフェ並みという異常な充実度です。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

サラダコーナーも新鮮な野菜が10種類ほどあります。ドレッシングは和風を中心に3種類ほど用意されてました。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

パンの種類も日本のホテルとしてはかなり充実しています。後ろには、立派な正月飾りがそびえ立ってゴージャスです。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

こちらはチーズとはちみつのコーナー。富士山麓の天然はちみつとのことです。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

こちらはフルーツコーナー。8種類の果物が用意されてました。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ

パンケーキとワッフルのコーナーもあります。トッピングの種類も豊富で、子供たちに人気でした。

伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェ


伊豆マリオットホテル修善寺の朝食ブッフェは過去にも何回か食べたことがありますが、やはり変わらず新鮮かつ上質な地元食材をふんだんに使っており、とても満足のいくものでした。特に地元産のとろろや卵と一緒に食べるご飯は格別においしく、このためだけにまた泊まりたいと思うほどです。

伊豆マリオットのおすすめポイント5つ

伊豆マリオットホテル修善寺には今回で4回目の滞在となりましたが、久しぶりに泊まってみて、やはり良いホテルだと感じました。個人的に考えるおすすめポイントは以下の5つです。

静かな環境で落ち着ける

伊豆マリオットホテル修善寺の温泉露天風呂付の部屋

ホテルは伊豆の大自然の中にあり、周りは山で緑が豊富、空気もきれいです。ホテルの建物も低層(3階建て)でゆったりした贅沢な造りで、全体的にリラックスした雰囲気で満たされています。

静かな環境で落ち着いてホテルステイを楽しむことができます。

サービスの質が高い

一般的なマリオットブランドのホテルと比べて、サービスの質がワンランク上だと思います。

例えば上で紹介したクラブラウンジ満室時の気の利いた対応もそうですし、チェックイン時に車寄せでスタッフが出迎えて荷物を運んでくれたり、同クラスのホテルだと最近は見られないようなサービスがあります。

子連れに魅力的な設備・サービス

伊豆マリオットホテル修善寺のキッズルーム

伊豆マリオットホテル修善寺には、子連れにとって魅力的な設備やサービスが揃っています。例えば温泉スパは季節を問わずプールとして楽しめますし、キッズルームも充実しています。チェックイン時のガチャガチャサービスも嬉しいです。

また、マリオットのプラチナ会員以上限定ですが、クラブラウンジでは子ども向けの食べ物(ポップコーンなど)が充実していて、家族連れに大人気なのも頷けます。

朝食ブッフェのクオリティが高い

上で紹介したとおり、朝食ブッフェがやたら種類豊富で、どれもおいしいです。個人的に「食」は旅の重要な要素だと思っているので、朝食がおいしいだけでまた行きたくなります。

客層が良く平和

今回私たちが泊まったのは年始の時期ということもあり、見たところ宿泊客の95%以上は日本人で、インバウンド客はごく少数でした。だからという訳ではないですが、子連れ客が多いにも関わらず、マナーの点で気になるような人たちは皆無でした。

そういえば私たちが過去3回このホテルに泊まった時も、インバウンド客はかなり少なかったと記憶しています。人気観光地にあるホテルで、そのような場所は今どき貴重ではないでしょうか。

伊豆マリオットの気になる点3つ

褒めてばかりだとバランスが悪いので、伊豆マリオットホテル修善寺の気になる点を挙げてみます。以下の3点です。

予約が取りづらく料金高め

最近はこのホテルの人気が上がっているのか、週末は予約が取りづらく、宿泊料金も数年前と比べてかなり高くなりました。

この記事を書いている2025年1月中旬時点で、2月と3月の週末(土曜in、日曜out)に大人2人で1泊するという条件で、マリオット公式アプリで空室を検索してみました。

すると、一番安いスーペリアツインで素泊まり4万円台後半、温泉露天風呂付きの部屋は6万~7万円台でした。子連れに向いている和室と和洋室は、週末だと全然空室が無い状況です。

コロナ禍の2021~2022年頃は、週末でも前日予約で和室に2万円台後半で泊まれていたことを思うと、たった数年前ですが隔世の感があります。

ただ、ある程度の料金を設定することで、上述の客層の良さが担保されているとも言えるので、悩ましいところです。

スパ&大浴場のタオル

前編の記事で触れましたが、温泉スパと大浴場にはタオルが用意されている時とない時があり、ホテルの公式案内では「部屋のタオルを持参する」ことになっています。

昔からある温泉旅館のノリでこのような運用になっているのかもしれませんが、海外だとカジュアルなホテルでもスパ施設にタオルが用意されているのは当たり前です。現在の伊豆マリオットの宿泊料金に鑑みると、客室からタオルを持参させるという運用は改善した方が良いと思います。

車がないとアクセス不便

伊豆マリオットホテル修善寺は、山の上にあるため、車がないとアクセスが不便です。電車で行く場合は最寄りの修善寺駅からシャトルバスが出ていますが、本数は一時間に一本程度です。また、バスだと駅から30分近くかかります。

公共交通機関を利用して訪れるには、不便な立地であることは間違いありません。

まとめ

この記事では、2025年1月に親子3人で泊まった伊豆マリオット修善寺ホテルのクラブラウンジの詳細と、伊豆の地元食材が充実している朝食ブッフェについて紹介しました。また、ホテルのおすすめポイント5つと気になった点3つについてもお伝えしました。

全てが完璧という訳ではありませんが、首都圏から比較的近い立地で本格的な温泉を楽しめ、同時にマリオット系列としての安定したサービスが期待できるホテルです。また、冬でも楽しめる温泉スパ(温水プール)はお子さん連れで宿泊する方におすすめです。

伊豆マリオットホテル修善寺の施設紹介、温泉露天風呂付デラックスルームの詳細レビュー、プラチナ会員特典、温泉スパと大浴場などについては、前編の記事をご覧ください。

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