2024年の12月上旬に、ドイツ東部ライプツィヒのクリスマスマーケットを家族で訪れたので、美しい会場の様子と見どころを紹介します。
本当は世界的に有名なドレスデンのクリスマスマーケットを訪問するのがメインで、ライプツィヒのマーケットはおまけのような感じで訪れたのですが、実際はドレスデンに負けず劣らず素晴らしかったです。壮大で幻想的なイルミネーションや展示、飾り付けは息を飲むほどきれいでした。
また、ライプツィヒのクリスマスマーケットはドレスデンほど混雑しておらず、規模もこじんまりしていて全ての会場を徒歩で回れるので、「クリスマスマーケットは好きだけど疲れるのがイヤ」という方にもおすすめです。
ドレスデンのクリスマスマーケットは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ライプツィヒで宿泊する際は、立地が便利なマリオットホテルがおすすめです。
ライプツィヒのクリスマスマーケット概要
基本情報
ライプツィヒのクリスマスマーケットは15世紀に始まったとされており、ドイツで最も歴史のあるクリスマスマーケットの一つです。
旧市街のマルクト広場(Marktplatz)を中心に毎年300前後の屋台が出店して街をクリスマス一色に染めますが、全ての会場で開催期間と営業時間が統一されているのが特徴です。
- イベント名:ライプツィヒ・クリスマスマーケット(Leipzeiger Weihnachtsmarkt)
- 会場:マルクト広場、アウグストゥス広場、ニコライ教会前、トーマス教会前および周辺道路
- 開催期間:2024年11月26日~12月23日(最終日はマルクト広場の会場のみ)
- 開催時間:
- 日曜~木曜日:10::00~21:00
- 金曜~土曜日:10::00~22:00
- 12月22・23日は20:00まで
- 公式HP: https://www.leipzig.de/freizeit-kultur-und-tourismus/einkaufen-und-ausgehen/maerkte/leipziger-weihnachtsmarkt
開催場所について
ライプツィヒのクリスマスマーケットは、旧市街中心部のマルクト広場とアウグストゥス広場が2大メイン会場となっており、2つをつなぐ通りに屋台がずらりと並んでいます。また、近くにあるニコライ教会とトーマス教会の周りにも小さめの会場があります。
会場は狭い範囲にまとまっており、マルクト広場とアウグストゥス広場は歩いて10分以内の距離です。旧市街を歩いていれば必ずどこかの会場・屋台が目に入ってくるので、地図とにらめっこしなくても、人の流れに乗っていれば自然と全会場を回れる規模です。
会場の様子 ドレスデンにも負けない美しさ
主な会場の様子を写真と共にお伝えします。
マルクト広場
まずはメイン会場であるマルクト広場です。入口はこのようにアーチ状の門になっており、その上にキャンドルが灯されていて、どこか懐かしい気分にさせてくれます。また、大きなくるみ割り人形が門の両サイドで出迎えてくれのがほっこりします。
会場には大きなクリスマスツリーがあります。装飾は最小限で、シンプルながら凛とした美しさがあります。
様々なクリスマスグッズを売っている大型屋台の屋根には、ひときわ目立つクリスマスピラミッドが。サイズ的には小さめですが、なんとも味わいがあります。
ドレスデンのクリスマスマーケットと同様に、クリスマス関連の人形や飾りつけなどの手工芸品が充実しています。
こちらのお店では木彫りのオブジェをたくさん扱っており、店先で職人が彫刻刀で削る作業をしていました。そういう風景は、私たちが住むデュッセルドルフのクリスマスマーケットでは見たことがないです。
シンプルながらセンスがいい商品が多いと感じます。
こちらは陶器の人形たち。どことなく東欧っぽい雰囲気も感じます。
アウグストゥス広場
続いてアウグストゥス広場(Augustusplatz)のクリスマスマーケットを紹介します。
こちらの会場の目玉は、何といっても巨大な観覧車です。クリスマスマーケット期間限定の急ごしらえとは思えないほど本格的で、遊園地の観覧車と変わらないという、ちょっとおかしいサイズ感ですw。
イルミネーションが圧巻の豪華さと美しさで、次々に色が変わっていきます。
反対側からもう一枚。
マルクト広場と比べて、こちらの会場の方がポップなデザインの屋台が多かったです。例えば以下の屋台は蒸気機関車をモチーフにしていて、子どもたちに人気でした。
その近くには、子ども向けの動く電車がありました。一回3€で、うちの息子も大満足でした。
アウグストゥス広場の会場には、フィンランドをテーマにした「Finn Village」という一画もあります。ここではフィンランド関連の工芸品や鮭の燻製が売られていたり、北欧スタイルのテントが張られていたりしました。
ニコライ教会周辺
ニコライ教会の周辺にも、クリスマスマーケットの会場があります。こちらは夕暮れ前にちょっと覗いてみましたが、かなり迫力のあるクリスマスピラミッドが飾られていて、暗くなればとても綺麗だろうと思います。
屋台の構成は他の会場と大差ないですが、どちらかというと飲み物・食べ物系の店が多かったです。
通りの屋台
マルクト広場とアウグストゥス広場の間にあるショッピングストリートには、たくさんのクリスマスマーケット屋台が所狭しと並んでいます。公式HPによると、その数は各会場の店も合わせて300以上に上るとのことです。
ドレスデンほど観光客の割合が高くなく、地元民っぽい人もたくさんいて落ち着いた雰囲気です。
船をモチーフにしたかわいい屋台もありました。
小腹が空いたので、クリスマスマーケットの定番お菓子、Gebrannte Mandeln(焼きアーモンドのカラメルがけ)を買いました。確か100gで5€だったと思います。
こんな風に食べ歩きをしながらクリスマスマーケットを楽しむのもいいですね。
ちなみに飲み物の値段はアルコール・ノンアルコール共に一杯4~5€が相場でした。ドレスデンよりは少し安いものの、デュッセルドルフよりは若干高いような気がします。
うちの妻はこちらのグラスが気に入ったので、自宅に持ち帰りました。早速毎晩のビールで使っています。
まとめ
この記事では、ライプツィヒのクリスマスマーケットの会場の詳細や魅力を紹介しました。
ライプツィヒのクリスマスマーケットは近郊のドレスデンに隠れて目立ちませんが、伝統と美しさではドレスデンに負けないものがあり、比較的混雑していないので、個人的にはイチオシです。コンパクトにまとまっていて回りやすいというのもポイントが高いです。
ライプツィヒで宿泊する際は、立地が便利なマリオットホテルがおすすめです。
ドレスデンのクリスマスマーケットについては、こちらの記事で最新情報を紹介しています。
当ブログには、ドイツ旅行・観光スポットに関する記事が多数あります。地域ごとにまとめてありますので、下記リンクからご覧ください。
ドイツ生活に関する記事はこちらから。