2024年8月に親子3人でルクセンブルクを旅行し、「ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルク」に泊まったので、宿泊レビューをお届けします。
一言でいうと、公共交通機関で移動するには若干不便な立地であるものの、車があれば旧市街の観光地からもアクセスが良く、静かな環境かつヒルトンブランドの安定感もあり、なかなか良いホテルでした。
なお、ルクセンブルクでボックの砲台やノートルダム大聖堂を見学した際の訪問記は以下をご覧ください。
ホテルの概要
基本情報
ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクは、ヒルトングループの中でも比較的カジュアルなラインである「ダブルツリー」ブランドのホテルです。
同グループの主力ブランドである「ヒルトン」より少し下のランクとされていますが、一応「ダブルツリー」ブランドもフルサービスのホテル(フィットネスやルームサービスあり)なので、過去の個人的な体験では、そこまで大きな差は無いという印象です。
ただし、ダブルツリーのホテルには基本的にクラブラウンジはないので、その点はヒルトングループ内の上級ブランドとは異なります。
なお、私はヒルトングループでは上級会員ステータスを保持していないので、ラウンジの有無は特に気になりませんでした。
ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクの基本情報は次のとおりです。
- ホテル名:ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルク(DoubleTree by Hilton Luxembourg)
- 住所:12 Rue Jean Engling, Luxembourg, L 1466, Luxembourg
- 公式HP:https://www.hilton.com/en/hotels/lxmhidi-doubletree-luxembourg/hotel-info/
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:12:00
- 駐車場:あり(料金については後述)
行き方
ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクは、ルクセンブルク旧市街の主要観光スポットからは若干離れたところにあります。バスや電車で行き来する場合、乗り換えが必要だったり結構歩いたりして、トータルで30分以上はかかります。
一方で、レンタカーや自家用車で移動する場合は、旧市街の「ボックの砲台」や「ノートルダム大聖堂」からも10分程度の距離なので、充分便利な立地と言えそうです。
ホテル外観・駐車場・チェックイン
私たちはルクセンブルク旧市街を観光した後、午後6時半頃に車でホテルに到着しました。地図だと伝わりにくいと思いますが、ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクはちょっとした山道を登った丘の上にあります。周りには特に何もなく、静かな環境です。
ホテルの外観はこんな感じで、わりと年季が入った建物です。
ホテルには平置きの屋外駐車場が隣接しており、かなり広大なので駐車スペースが見当たらないということはほぼ無いと思われます。
なお、駐車料金については公式HPに記載の料金と現地案内版の料金が大きく異なり、なぜか私は最終的に無料で済みました。詳しい顛末については記事の後半で紹介します。
駐車場に車を停めて荷物を降ろし、早速チェックインです。レセプションは以下のような感じで、どこにでもあるシティホテルの受付という印象です。
なお、ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクは「キッズ・フレンドリー」なホテルということで、チェックイン時にうちの息子(5歳)にクッキーと風船をプレゼントしてくれました。
ツイン・ゲストルームの部屋レビュー
今回私たちが泊まったのは、「Twin Guest Room」という最もスタンダードで安い部屋です。料金は時期にもよりますが、公式HPからの予約で素泊まり一泊135~150€、朝食付きで150~170€ぐらいで泊まれることが多いと思います。
入口から部屋を眺めた様子です。
公式HPでは部屋の面積が記載されていませんでしたが、体感では25㎡程度と思われます。
部屋の奥には、このように大きめの一人用のソファと丸形のテーブル、そして仕事用の机と椅子があります。
机はそこそこ横幅があり、出張で宿泊しても快適に仕事ができそうです。
なお、残念ながらUSBケーブルを直接刺せる充電ポートはありませんでした。
ソファの辺りから入口方面を見渡すと、このようになっています。
続いてバスルームの紹介です。洗面台は割と大きく、掃除も行き届いています。
一番安いタイプの部屋ですが、ちゃんとバスタブがありました。日本人的にはうれしいですね。
シャンプーやボディソープはこんな感じで、特筆すべきものではありません。
こちらはシャワーです。レインシャワーではありませんが、比較的大きめのシャワーヘッドで、湯量・温度ともに問題ありませんでした。
なお、部屋の窓からは、公団住宅のような建物が見えました。
「世界一裕福な国」と言われるルクセンブルクとは言っても、全員がお金持ちな訳ではないでしょうし、移民も多いので、こういう庶民的な住宅も当然あるのだと思います。
添い寝の子どもは無料
ヒルトングループの多くのホテルでは、大人と添い寝をする子どもの宿泊料金が無料となっています。その場合の子どもの年齢制限は12歳までだったり6歳までだったり、ホテルによって異なりますが、制限年齢以下であれば、予約の際に「大人2名」として予約すればOKです。
なお、ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクの場合は、なんと添い寝の子どもは18歳まで無料となっています。公式HPにも明記されています。
Family Policy
Children up to 18 years old stay free (with existing bedding) when sharing a room with a paying adult on a room only rate. Children 12 years and under enjoy complimentary breakfast from our buffet.
引用: https://www.hilton.com/en/hotels/lxmhidi-doubletree-luxembourg/hotel-info/
宿泊が無料なだけでなく、12歳までは朝食も無料というのが素敵ですね。
うちの子どもはまだ5歳で小さいので、上記のツインルームのベッドに親と添い寝で全く問題なく、快適に過ごせました。
フィットネスセンター&屋内プール
ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクには、地下2階にフィットネス施設と屋内プールがあります。私が確認した範囲では、宿泊プランや会員ステータスに関わらず、宿泊客であれば無料で利用できるようです。
フロントやレストランがある階(0階)から階段を下に降りると、薄暗くて怪しい空間が広がっています。
その先にあるドアを開けて階段を降りると、フィットネス施設の入口があります。鍵がかかっていますが、ルームキーをかざすと開きます。
入口から入ってすぐ右手には、ウォーターサーバーとトレーニングルームがあります。
トレーニングルームはこんな感じで、さほど広くはないです。ランニングと自転車のマシンが4台ほどありました。
そのさらに奥には、ちょっとしたエクササイズができる小部屋がありました。
入口を背にして左手には、更衣室とシャワールームがあります(他に誰もいないことを確認して撮影)。
シャワーブースは4基ほどあったと思います。
更衣室の奥には、屋内プールの入口がありました。
なお、屋内プールは土曜午後~日曜にかけては閉まっているようで、私が宿泊した時は利用できませんでしたが、イメージ的には以下のようになっているようです。
プールの最新の利用時間は、公式HPをご確認ください。
買い出し&食事は?
ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクには、ホテル内の売店はありませんでした。
ホテル内の食事の選択肢としては、レストランかルームサービスがありますが、どれも結構高めです。安く済ませたい場合は外で食べ物を調達する必要がありますが、ホテルは市街地から離れた丘の上にあり、周囲に店はありません。
一番近くで買い出しが出来るのが、車で10分弱の距離にあるスーパー「LidI」です。
わりと大きめのスーパーなので、ベーカリーコーナーやテイクアウトの寿司などもありました(美味しいかは分かりません)。もちろんお酒を含めた飲み物も充実していますが、なぜか冷えたビールはありませんでした。
Lidlのすぐ近くには、ピザハットの店舗もあります。私たちはここでピザをテイクアウトしてからホテルに向かいましたが、もちろん店内で食事もできます。
朝食ブッフェ
今回の宿泊では朝食付きのプランで予約していました。朝食はブッフェで、会場は0階にあるレストランです。
食べ物の品揃えは、典型的な外資系シティホテルの朝食といった印象です。ホットミールはスクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、ハッシュドポテト、トマトのグリルなどがありました。
パンは種類が豊富です。
コールドミールはハム、チーズ、サラダなどがありますが、そこまで種類は多くありません。
シリアル・ミューズリー系は、このようにガラスのサーバーに入っています。
ジュースはアップル、オレンジ、グレープフルーツの3種類がありました。
お茶はドイツのティーブランド、ALTHAUS(アルトハウス)で統一されてます。結構種類が豊富で、ちゃんとしたお湯サーバーとティーポットがあるのが好印象です。
奥の方にはソファ席も複数あり、ゆっくり朝食を楽しむことができます。
なお、屋外のテラス席もあるようでしたが、私たちが利用した時は屋内のみ利用可でした。
チェックアウト~なぜか駐車場が無料に
最後に、ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクの駐車場の利用料金について触れたいと思います。
ホテルのHPでは、一泊当たりの駐車料金は15€と記載されていました(2024年8月現在)。一方で、現地の駐車場では、以下のように10時間以上の利用料は25€と書かれています。
実際はいくらなのかをチェックアウトの際に聞いたところ、「今回はタダにしてあげるよ」というようなことを言われ、下記の無料チケットをくれました。
左が駐車場に入場した時のチケットで、右がフロントでもらった無料券です。なんと3日間も無料で、出入り自由とのことです(もうチェックアウトしたので今更ですが)。
私はヒルトンの上級会員でもないので、なぜ駐車料金が無料になったのかが分かりません。しかもチェックアウトの際に、こちらから駐車料金について質問しなければそのまま有料だったはずなので、なんかモヤモヤしますが、結果的に無料で停められたので良しとします。
まとめ
この記事では、「ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルク」に子連れで泊まった際の宿泊レビューとして、部屋や施設の紹介、朝食ブッフェの内容、周辺環境などについてお伝えしました。
ルクセンブルクでボックの砲台やノートルダム大聖堂を見学した際の訪問記は、以下の記事をご覧ください。
ダブルツリー・バイ・ヒルトン ルクセンブルクは、以下で予約できます。
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航空券とホテルをまとめて予約するのも簡単・お得です。
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現地では運転せずに電車やバスで移動される場合は、事前の予約がおすすめです。
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