オーシャニアクルーズのリビエラで、地中海クルーズに参加した時の乗船記をお届けします。乗船したのは2017年のゴールデンウィークで、新婚旅行として乗船しました。リビエラは噂で聞いていたとおり極上の料理とワインがエレガントな雰囲気の中で楽しめ、地中海の美しい寄港地の魅力も相まって、人生の中でも一、二を争う素晴らしい経験でした。
「乗船から7年も経っているのに今さら乗船記を公開する意味があるのか」と思われるかもしれませんが、オーシャニアのHPや旅行代理店の最新情報を調べたところ、オーシャニア・リビエラが提供する世界観や価値、魅力、船内設備などは2017年当時とほとんど変わっていないようです。
一方で、実際にリビエラに乗船した一般人の体験記がネット上では少ないため、自分たちの経験を今からでもシェアすることでお役に立てればと思い、充実した食事を中心におすすめポイントを紹介することにしました。
リビエラ以外のオーシャニアのクルーズ船に乗船される方(ヴィスタ、マリーナ、レガッタ、インシグニアなど)や、オーシャニア以外で地中海クルーズに行かれる方の参考にもなれば幸いです。
オーシャニア リビエラについて

オーシャニアクルーズの概要
オーシャニアクルーズは、小型~中型の客船を中心に8隻のクルーズ船を全世界で運航しています。一般的なクルーズ船の3つのランクである「ラグジュアリー」、「プレミアム」、「カジュアル」のうち、オーシャニアの客船はラグジュアリーまたはプレミアムに位置付けられ(評価媒体により異なる)、場合によっては「アッパープレミアム」や「上級プレミアム」と称されることもあります。
各ランクには明確な定義が無いので判断が難しいですが、一つの指標である乗員と乗客の比率(一人の乗員で何人の乗客をカバーするか)でいうと、リビエラは1.56人とかなり贅沢な数値になっています。一般的にラグジュアリークラスとされる「セブンシーズクルーズ」や「シルバークルーズ」でも比率は1.3~1.6人程度なので、乗員乗客比率だけで見れば、リビエラはラグジュアリークラス相当のサービスレベルを有すると考えられます。
実際、私たちはプレミアムクラスに位置付けられるダイヤモンドプリンセス(乗員乗客比率2.46人)にも乗船したことがありますが、サービスのレベルや優雅で洗練された雰囲気などは、リビエラの方が圧倒的に上でした。
リビエラの概要と魅力
オーシャニア・リビエラの基本情報は次のとおりです。
- 就航年:2012年(2022年改装)
- 総トン数:66,000トン
- 全長:238m
- 全幅:32m
- 乗客定員:1,250名
- 乗組員数:800名
一般的に、リビエラには以下の魅力があると言われています。
- 「美食船」と呼ばれるほど贅を尽くした料理を予約不要で楽しめる(メインダイニングの場合)
- 4つのスペシャリティレストランも基本的に無料(予約は必要)
- 余裕のあるスタッフ配置と洗練されたサービス
- フォーマル不要でありながらエレガントで洗練された大人の雰囲気
- 全客室の97%がバスタブ付
実際に乗船して、上記の魅力に偽りがないどころか、むしろ期待を上回るものでした。
一点だけ注意したいのが、オーシャニアのクルーズでは明確に「大人限定」とは謳っていないものの、船内に子供向け施設や設備は限られており、そのエレガントな雰囲気からも小さな子供連れでの乗船は推奨されてはいないようです。実際に、船内でも未成年と思われる乗客はほぼ皆無でした。
確かにコンセプトがエレガントな美食船なので、乳幼児や小学生を連れてバタバタしながらだとあまり楽しめないと思います。私たちも子供が産まれる前に乗っておいて良かったです。
地中海クルーズの航路・スケジュール
私たちが乗船したリビエラの地中海クルーズの航路は、アテネを出港してミコノス島とサントリーニ島に寄港し、その後マルタに立ち寄り、イタリアのメッシーナ(シチリア島)とカプリを経て、ローマで下船するというものでした。ルート的には地中海の定番観光地を抑えている王道コースと言えそうです。
スケジュールは以下のとおりです。
日次 | 日付 | 寄港地 | 入港 | 出港 |
---|---|---|---|---|
1 | 4/29 | アテネ(ギリシャ) | ー | 19:00 |
2 | 4/30 | ミコノス(ギリシャ) | 8:00 | 18:00 |
3 | 5/1 | サントリーニ(ギリシャ) | 8:00 | 18:00 |
4 | 5/2 | 終日航海日 | ||
5 | 5/3 | バレッタ(マルタ) | 8:00 | 18:00 |
6 | 5/4 | タオルミーナ(イタリア) | 8:00 | 18:00 |
7 | 5/5 | カプリ(イタリア) | 8:00 | 18:00 |
8 | 5/6 | チベタベッキア/ローマ(イタリア) | 6:00 |
航路は次のとおりです。

乗船初日のハイライト
スムーズなチェックイン
乗船初日は、アテネのクルーズターミナルで正午前にチェックインしました。

このクルーズ全体を通して感じたことですが、船のあらゆるオペレーションがスムーズで、待たされるということがほとんどありません。やはり中型船で乗客数も比較的少なく、クルーの人数に余裕があるということが大きいのだと思います。
後でダイヤモンドプリンセスやMSCベリッシマに乗って初めて気が付きましたが、他のクルーズ船ではやたらと列に並ぶことが多かったり、オペレーションがグダグダなこともあるので、他を経験して初めてオーシャニアの凄さを理解しました。
チェックイン後は、部屋の準備ができるまでテラスカフェでランチです。バジルのパスタとピザは、イタリアで食べるものに近いクオリティーがあります。

スタッフの数が多いのですぐに注文を取りに来てくれ、飲み物の追加などもすぐにしてくれます。スタッフの身のこなしだけで、一流ホテルと同等以上のサービスレベルであることが伺え、これから始まるクルーズへの期待が高まります。
ペントハウススイートの部屋レビュー
私たちが選んだ部屋は「ペントハウススイート」というカテゴリーで、4種類あるスイートの中では一番リーズナブルな部屋です。
間取り図はこんな感じです。

部屋は39㎡の面積があり、5つ星ホテルのデラックスルーム程度の広さがあります。クルーズでこの広さは贅沢といえるでしょう。特に横に幅広いのが好印象です。一般的にクルーズの客室はウナギの寝床のように細長いものが多いですが、横幅があると余裕を感じられます。
入口から見るとこのようになっています。

左に見えるのはウォークインクローゼットで、広くて使い勝手抜群です。ハンガーも「これでもか」というほどたくさんあり(30本以上あったはず)、夫婦・カップル2人で足りないということはないはずです。なお、他の乗客から聞いた話では、リビエラはスイート以外の一般客室でもクローゼットがとても広く、ハンガーも大量に備え付けてあるようです。
こちらは部屋の中央から撮った写真。やはり横幅に余裕がありますね。

食事用のテーブルセットもちゃんとあります。

ソファの座り心地も抜群で、ついうたた寝をしてしまうことが何度もありました。

バスルームも広くて豪華。大理石で作られています。シャンプー等のアメニティはブルガリで統一されています。

バスタブはフルサイズで、大人が足を伸ばせます。私たちが乗船した時は、ETROのバスソルトが毎日補充されていました。とても良い香りだったのが印象に残っています。

シャワーブースも充分な広さで、レインシャワー付きです。

バルコニーはこんな感じです。

奥行きはそこまでじゃないですが、横幅に余裕があります。ここで朝食も食べられます。
部屋にはシャンパンとウェルカムスイーツが用意されていました。

シャンパンは、炭酸が抜けないようにちゃんとストッパーも用意されていました。また、ワインクーラー内の氷も一日二回取り換えてくれていました。この辺もサービスレベルが高いですね。

なお、スイート以上の客室には専属の「バトラー(執事)」が付いてくれます。私たちの部屋はインド人のバトラーが担当してくれました。私たちはそこまでバトラーを活用したわけではありませんが、部屋のちょっとした備品が足りない時にすぐ持ってきくれたり、スペシャリティレストランの予約を取ってもらったり、朝食をバルコニーで食べるためのセッティングをしてもらったりしました。
初日ディナーはイタリアンの特別レストランで
乗船初日のディナーは、4つあるスペシャリティレストランの一つであるイタリア料理の「トスカーナ」を予約していました。窓側の席が空いているか聞いたら、こんな素敵な席に案内してくれました。

ここの料理は本当にどれも最高においしく、窓からの景色と落ち着いた雰囲気も抜群です。パンも当然素晴らしく、種類も豊富で、グリッシーニだけで数種類ありました。

なお、オーシャニアのHPで公開されている最新メニューを見たところ、私たちが利用した時のメニューとほぼ同じ定番メニューが今でも多数あるようなので、この記事も2024年現在で充分役に立つと思います。以下で紹介するメニューは、基本的に同様のものが今でもあります。
こちらは前菜のタコのカルパッチョ。日本人の舌によく合います。ワインはミネラル感のあるソーヴィニヨンブランと良いマリアージュでした。

こちらは妻が頼んだ水牛のフレッシュモッツアレラです。

私も少しもらいましたが、モッツァレラチーズはあっさりしつつもコクがあり、バルサミコとオリーブオイルも上質なものを使っていて大変美味でした。
次に来たのは生ハムで軽く巻いたエビのソテー。これもエビの旨味が凝縮されてて最高でした。

こちらはトルテリーニ、カルボナーラ、ロブスターリゾットのトリオです。説明不要のおいしさです。

私がメインで頂いたのは、骨付き仔牛肉のカツです。想像していたよりも厚かったですが、野菜たっぷりのソースとの相性が抜群でした。

リビエラでは、ドリンクパッケージで注文できるグラスワインの種類も豊富です。赤、白それぞれ10種類以上、泡は3種類ぐらいずつ選択肢があり、どれも質が高かったです。また、ソムリエやワイン知識豊富なスタッフもいるので、自分の料理に合うワインを聞けばおすすめを教えてくれます。
オーシャニアのクルーズは、美食家やワイン好きな方に特におすすめです。
まとめ
この記事では、オーシャニアクルーズ・リビエラの地中海クルーズの乗船記第1弾をご紹介しました。リビエラは小規模でエレガントな雰囲気のある客船で、ラグジュアリーな客室と極上の食事を楽しめる大人向けのクルーズ船です。
次回以降の記事は以下をご覧ください。
オーシャニアでは日本発着のクルーズはあまりありませんが、日本人に人気のヨーロッパや北米の航路は充実しています。コースによっては、日本人の添乗員が同行するものもあります。
\ エレガントな美食船 /
地中海やヨーロッパ方面のクルーズを予約済みで現地への移動手段を探している方は、カタール航空がおすすめです。最高レベルの設備とサービスで快適なフライトを楽しめるだけでなく、なんと燃油サーチャージが無料であるため、価格も比較的良心的です。私たちがリビエラの地中海クルーズに乗船した時も、カタール航空を利用しました。


当ブログには、筆者が過去に経験した4つのクルーズの乗船記をはじめ、船内のドレスコードやドリンクパッケージの是非などのお役立ち情報、子連れクルーズに役立つ持ち物、今後の日本発着コースのまとめ記事など、たくさんのコンテンツがあります。
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