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オーシャニア リビエラ 地中海クルーズ乗船記③ | ラ・レゼルブで厳選ワインと至上の料理ペアリング| マルタ島・ヴァレッタの大聖堂と旧市街散策も

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オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ乗船記3 アイキャッチ

オーシャニアクルーズのリビエラで、地中海クルーズに参加した時の乗船記第3回目です。今回は選りすぐりのワインと絶品料理のペアリングを体験できる「ラ・レゼルブ」のディナーの詳細レビューと、マルタ島・ヴァレッタの観光情報をお伝えします。

前回までの記事は以下をご覧ください。

 

目次

Day 4 ラ・レゼルブで7種の至高ワインと豪華料理ペアリング

オーシャニアクルーズ リビエラのラレゼルブ
画像引用: https://www.oceaniacruises.com/ships/riviera/culinary-experiences/

ラ・レゼルブについて

クルーズ4日目は終日航海日です。この日のハイライトは、ワイン好きの私たち夫婦が数カ月前から楽しみにしていた「ラ・レゼルブ」でのワインペアリング付きディナーです。日本人のリビエラ乗船記ではラ・レゼルブに関する発信が皆無なので、ワイン好きでラ・レゼルブの利用を検討している方にとっては、以下でお伝えする情報は貴重だと思います。

ラ・レゼルブ(La Reserve)は、ワイン愛好家向け雑誌「Wine Spectators」とのコラボで実施されている、ソムリエ選りすぐりのワインと豪華ディナーのペアリングを楽しめる企画です。スペシャリティレストランが無料というリビエラにおいて唯一の有料ディナーであり、事前の予約が必要です。予約は乗船前であれば旅行代理店を通して行い、乗船中であればレストランに空席の問い合わせをしてください。なお、私たちが利用した時の料金は一人USD 100弱だったと思いますが、最新の料金は旅行代理店に確認してください。

ラ・レゼルブでは、以下の3種類のワインペアリング・ディナーコースがあり、その日によってどれか一つが提供されています。

  • オデッセイメニュー(La Reserve Odyssey)
  • キュイジーヌ・ブルジョワジーメニュー(La Cuisine Bourgeoise)
  • ドンペリニヨンメニュー(Dom Pérignon)

私たちが利用した日はオデッセイメニューが提供されていました。ラ・レゼルブやメニューの詳細については下記の公式HPをご参照ください。

なお、私たちが利用した時のオデッセイメニューは、公式HPに記載の最新メニュー(2024年5月時点)とワイン・料理共にほぼ同じです

ちなみに公式HPによると、オーシャニアのクルーズではリビエラとマリーナにのみラ・レゼルブがあるようです。なお、ヴィスタでも名称は異なるものの、ラ・レゼルブと同様のワインペアリングディナーが企画されているようです。

厳選ワインと贅を尽くした料理を味わう

ディナー開始時間にラ・レゼルブの専用会場に向かうと、すでに私たち以外の参加者は席についていました。この日は8組16人限定とのことです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのワインペアリングディナー

オーシャニアのクルーズでは、メインダイニングもスペシャリティレストランも基本的に相席はないですが、ラ・レゼルブだけは写真のように大きなテーブルを複数のペアでシェアするスタイルです。ちなみに私たち以外は全員欧米人の50代~60代以上の夫婦・カップルで、日本から来た30代の私たちだけ属性が大きく異なりました。親子のような年齢差ですが、新婚旅行で来ていることなどを伝えると、祝福してくれました。カナダやアメリカ出身の人が多かったと思いますが、皆さん人生を謳歌している素敵な方達でした。

会場では、私たち8組のためだけにシェフがその場で料理を調理し、2人のソムリエがサーブしてくれました。何とも贅沢です。

オデッセイメニューの料理とワインのメニューはこちらです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのオデッセイメニュー

一皿目の料理はホタテの溶岩焼き 照り焼きソースです。合わせるワインはローラン・ペリエのロゼ。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのホタテの溶岩焼き

一皿目から、ワインとの信じられないような相性に驚きました。シャンパンロゼのミネラル感とほのかなスモーキーさが、肉厚で新鮮なホタテと香ばしい照り焼きソースにベストマッチでした。

二皿目はフォアグラのエスカロップ パイナップルソースのソテーです。シュナン・ブランのデザートワインと合わせるようです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのエスカロップ パイナップルソースのソテー

このようなペアリングを経験したことがなかったのですが、洋梨やアプリコットの風味が強いデザートワインが、フォアグラのとろけるような濃厚な味わいと融合するようで、驚きの連続でした。

三皿目はロブスターとウニのビスクです。合わせるワインはカルフォルニアのシャルドネ。こちらは比較的想像どおりのマッチングでしたが、果実味と樽感が強い割に、シーフードとこんなにも合うのかと感心しました。ビスクのクリームがブリッジの役割を果たしているのでしょうか。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ロブスターとウニのビスク

美味しい料理とワインで満たされて、皆さん幸せそうです。何を話したか覚えていませんが、男性陣で盛り上がり、気付いたら肩を組んだりしていました。この時点でまだ七皿中の三皿目が終わったばかりです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのワインペアリングディナー

四皿目はスモークリコッタチーズと黒トリュフのマッシュルームリゾットです。これにイタリア・トスカーナのブルッチャート・ボルゲリ(赤)を合わせます。カベルネソーヴィニヨン、メルローとシラーのブレンドのようです。ちなみにこれ以降は全て赤ワインです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブの黒トリュフとマッシュルームのリゾット 

これもワインのスパイシーなニュアンスがスモークチーズとコショウの風味によく合い、大満足でした。

続いて五皿目は仔牛フィレ肉のウェリントンです。ペアのワインはカルフォルニアのカベルネソーヴィニヨン。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブの仔牛フィレ肉のウェリントン

黒い果実と濃いタンニンがフィレ肉の旨味を包み込むようで、ため息が出来るような感覚でした。この料理はソースにカベルネソーヴィニヨンを使用しているため、それとの相性も抜群でした。また、ワイン自体の余韻もとても長かったです。

いつの間にか女性陣も盛り上がっていました。どんな話をしていたのか定かではありませんが、とにかく全員が
この時間を100%楽しんでいたのは記憶に残っています。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのワインペアリングディナー

ここからはデザートが二皿続きます。まずは洋梨とブリーチーズのミルフィーユです。ワインはローヌのシャトーヌフ・パプの赤。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブの洋梨とブリーチーズのミルフィーユ

このデザートは洋梨のフレッシュな香り・甘みとチーズのコク、ミルフィーユのクリスピー感が混然一体となって、素晴らしいものでした。ルビー色のフレッシュなワインとのマッチングも最高です。

締めくくりは、ピスタチオクリームのアイスにナッツとキャラメルをかけたものです。合わせるのはイタリア・ピエモンテのブラケットという品種の微発泡赤ワインです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブ ピスタチオクリームのアイスにナッツとキャラメルをかけたもの

この品種のワインは初めて飲みましたが、きれいなルビー色にイチゴジャムやチェリーの甘さがあり、ほのかなシナモンの香りがピスタチオソースと良く合いました。

妻も大満足の様子でデザートとワインのマリアージュを楽しんでいました。モザイクの奥は満面の笑みです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ラ・レゼルブのワインペアリングディナー

ラ・レゼルブ まとめ

ラ・レゼルブでのワインペアリング・ディナーは、今まで経験したことがないような上質なワインと最高の料理のペアリングをエレガントな雰囲気の中で満喫できる、夢のような体験でした。妻とも「一生のうちであと一度は経験したいね」とよく話しています(現実的には子供の手がかからなくなってからです)。

ワイン好きの方でオーシャニアのリビエラやマリーナに乗船される方には、ラ・レゼルブを全力でおすすめしたいです。

Day 5 マルタ島 要塞都市ヴァレッタの旧市街を散策

入港~観光バスで周遊

クルーズ5日目はマルタ島に寄港です。目を覚ましてカーテンを開けると、すでに要塞の城壁が目の前に。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ マルタ・ヴァレッタに入港

朝食はテラスカフェでゆっくり頂きました。地中海特有の真っ青な空と乾いた風が最高に気持ち良いです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ テラスカフェで朝食 目の前にはヴァレッタ旧市街

マルタはクルーズの人気寄港地なので、他にもいくつか客船が停泊していました。ウインドスターの帆船も入港中で、初めて近くで見ました。いつか帆船にも乗ってみたいです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ヴァレッタ港に停泊中のウインドスターの帆船

朝食後はマルタの散策に出かけました。通常だと、クルーズ客船は首都ヴァレッタのクルーズポートに入港し、そこからメインの観光スポットが点在する旧市街地まで徒歩圏なのですが、なぜこの時のリビエラは反対岸の港に停泊していました。

なので私たちは旧市街への移動も兼ねて、島内周遊観光バス(Hop-on Hop-off bus)に乗ることにしました。なお、このバスは島内の主要な観光スポットを回って何度も乗車・降車ができますが、運行時間が正確でなく、値段も割高なのであまりお勧めはしません(一応公式HPのリンクだけ載せておきます)。

バスは2階建てで、車窓からはマルタらしい街並みを楽しむことができます。ハーバーには個人所有のヨットがたくさん停泊していました。オーナーの多くはヨーロッパの富裕層とのことです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ヴァレッタの港に停泊しているヨット

どこに行っても海の色がきれいです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ マルタ周遊バスから海を眺める

有名な青の洞門の前も通りました。私たちはこの2日後にカプリの青の洞窟に行く予定なので、この時は素通りしましたが、次回マルタに来た時は洞門の中に入ってみたいと思います。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ マルタ周遊バスから青の洞門を眺める

バスはその後も1時間程度郊外を走り、ようやく旧市街に近づいてきました。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ マルタ周遊バスで旧市街に到着

ヴァレッタ旧市街 大聖堂などを見学

旧市街近くのバス停で降車し、まずは適当に目についたレストランでランチにすることに。トマトソースのシーフードパスタと白身魚のグリルを注文しました。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ヴァレッタ旧市街でパスタとシーフードのランチ

味は普通においしかったです。また噂で聞いていた通り、マルタでは一皿の量が周辺国よりも多い気がしました。値段はイタリアやギリシャの観光地よりは安かったと記憶しています。

昼食後は、聖ヨハネ大聖堂を見学しました。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ヴァレッタの聖ヨハネ大聖堂

聖堂の中は全面的に煌びやかな装飾が施されており、圧倒されるような豪華さがあります。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ヴァレッタの聖ヨハネ大聖堂

天井画には洗礼者ヨハネの生涯が描かれているとのことです。

オーシャニアクルーズ リビエラの地中海クルーズ ヴァレッタの聖ヨハネ大聖堂 天井画

大聖堂を見学した後は、近くのリパブリック広場をうろうろしたり

ヴァレッタのレパブリック広場

旧市街を散策したりして過ごしました。ヴァレッタは元々要塞都市として建設されたため、街全体に重厚な雰囲気が漂うものの、路地に入ると生活感のある風景があり、そのギャップが面白かったです。

ヴァレッタ旧市街の路地裏

散策後はタクシーでリビエラに戻り、旅の疲れも溜まってきていたので夕食はブッフェでさくっと済ませました。

まとめ

この記事では、オーシャニア・リビエラの地中海クルーズの乗船記第3弾として、選りすぐりのワインと絶品料理のペアリングが楽しめるラ・レゼルブのディナーの詳細と、5日目に寄港したマルタ島・ヴァレッタの観光情報をご紹介しました。

次回はイタリアのタオルミーナとカプリに寄港した際の現地のおすすめ情報などをお伝えします。また、フレンチのスペシャリティレストラン「ジャック」でのディナーのレビューもご紹介します。

オーシャニアでは日本発着のクルーズはあまりありませんが、日本人に人気のヨーロッパや北米の航路は充実しています。航空券や現地ホテル付のツアーも販売されていますので、安心して参加できます。なお、リビエラ以外の船(マリーナ、シレーナ等)であっても、基本的にはリビエラと同じ魅力が当てはまります。旅行会社によって扱っている航路が異なるようですので、色々と見てみてはいかがでしょうか。

\ ベストワンクルーズ/


\ JTBクルーズ/



地中海やヨーロッパ方面のクルーズを予約済みで現地への移動手段を探している方は、カタール航空がおすすめです。最高レベルの設備とサービスで快適なフライトを楽しめるだけでなく、なんと燃油サーチャージが無料であるため、価格も比較的良心的です。私たちがリビエラの地中海クルーズに乗船した時も、カタール航空を利用しました。

\ カタール航空は燃油サーチャージ無料 /

最新のカタール航空ビジネスクラスの搭乗記も書いていますので、ぜひご覧ください。


現地で使用するSIMカードは手配済みでしょうか。クルーズでは船内wifiが不安定なことが多いので、寄港地でモバイル通信するための現地SIMは必須です。また、現地SIMは観光の際にも欠かせません。物理カードが不要のeSIMが便利です。

\ 海外旅行にいくなら /


\ 180以上の国と地域で使える /


お持ちのスマホがeSIM対応でない場合は、以下の物理SIMカードがおすすめです。私も最近ヨーロッパで利用しましたが、設定が簡単で通信も安定していました。



なお、当ブログでは以下のとおりクルーズ関係の記事が多数ありますので、ぜひ併せてご覧ください。

MSCベリッシマ乗船記


ダイヤモンドプリンセス乗船記


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