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MSCベリッシマ子連れ乗船記まとめ おすすめポイント5つとイマイチな点3つ アウレアは必要?

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ベリッシマ乗船記まとめ アイキャッチ

2023年のゴールデンウィークに子連れで乗船したMSCベリッシマ乗船記のまとめとして、全体を通してベリッシマのおすすめな点と、イマイチだったポイントを紹介していきます。

また、追加料金を払って「アウレア・エクスペリエンス」のプランで予約すべきかどうかについても、参考となる情報を共有します。

猫助

この記事はこんな人におすすめです。

・ベリッシマのクルーズ旅行を検討している人
・ベリッシマに乗船した人のリアルな声が聞きたい人
・子連れでベリッシマへの乗船を検討している人
・アウレアにすべきかどうか悩んでいる人

これまでのベリッシマの乗船記は、以下の記事をご覧ください。

目次

ベリッシマのおすすめポイント5つ

MSCベリッシマのクルーズでおすすめできる点は以下の5つです。

それぞれ以下で説明します。

子供料金が無料

MSCベリッシマ 子供が大興奮

MSCベリッシマでは、なんと18歳未満の子供の料金が無料です。これは子連れの乗客にとっては非常にありがたいです。例えば夫婦と小学生以下の子供2人で乗船する場合、大人2人分の料金だけで済むので(港湾税などを除く)、浮いたお金でグレードが一つ上の部屋やプランを選んだり、ドリンクパッケージを付けたり、オプショナルツアーに申し込んだりできます。

子供料金が無料だからだと思いますが、私が乗船した時はベリッシマの船内は子連れの乗客がとても多かったです。正確なデータはないですが、体感値では6~7割が小学生以下の子供連れだったと思います。周りは子連れだらけなので、「子供が騒いだらどうしよう」などと心配する必要もありません。

ベリッシマは、子育て世代が気軽にクルーズを楽しむのに最適だと思います。

食事がおいしい

MSCベリッシマはカジュアルクラスの客船ということもあり、正直言って乗船前は食事にあまり期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切られました。今回の8日9日のクルーズで食べた食事は、どれも美味しく不満はなかったです。

MSCベリッシマ ムール貝のアクアパッツァ


メインレストランの食事も前菜、スープ、メインそれぞれ複数の種類が用意されていますし、イタリア船だけあってシーフード系のメニューが多かったです。

キッズメニューもありますが、普通のメニューの中でも、リゾットやパスタ、ピザなど子供が食べやすいものも揃っています。子供が好きなパンも色々な種類があり、通常のハード系のパンだけでなくフォカッチャ、グリッシーニなどもありました。

また、ブッフェの食事も種類が豊富なだけでなく、味も満足できるものが多かったです。意外なほど日本食が充実しており、私は毎朝ご飯に味噌汁、納豆、小鉢(ひじきや浅漬けなどがありました)、明太子を食べていました。

またイタリア船らしくチーズの種類も豊富で、特にモッツァレラチーズは毎日船内で新鮮なものを製造しているとのことです。

部屋が新しくきれい

MSCベリッシマは2019年3月に初就航した船ですが、その後すぐにコロナ禍になったたため、実質的に2023年頃から本格的に稼働が開始したと言えると思います。そのため客室はまだ「新築」のような状態に近く、掃除もしっかりされているため部屋はキレイです。特に水回りはコンパクトながら機能的で、清潔感がありました。

また、客室が新しいだけあって電源コンセントだけでなく、独立したUSBポートがベッドサイドやテーブルにあり、スマホやタブレットの充電に便利です。

共有設備が豪華でスタイリッシュ

大型客船ならではだと思いますが、パブリックスペースの設備がとても豪華です。ベリッシマといえば、ロビーエリアにあるスワロフスキーが散りばめられた階段が有名ですが、それだけでなく、船内のあちらこちらに豪華でスタイリッシュな設備があります。

個人的におすすめなのが、中央エリアから少し船首よりに2基あるパノラマエレベーターです。

MSCベリッシマ パノラマエレベーター

5階のレセプションエリアから15階のプールデッキまで一気にいけるのですが、視界を遮るものがなく、まるで海の上を飛んでいるかのような気分になれます。子供も大喜びです。

スタッフが子供慣れしてフレンドリー

料金体系からして子供を歓迎している船ということもあり、スタッフの皆さんは子供の扱いに慣れていて、子供に優しい人が多いです。

一番接する機会が多いのはレストランのスタッフですが、うちの息子の顔を覚えてくれて、毎晩席に着くたびに笑顔で「かわいいねー」と言ってくれたり、子供が不機嫌な時に面白い表情をして笑わせてくれたりしました。

とにかく小さい子供連れで後ろめたさを感じることは一切なく、むしろ子供が大切に歓迎されているという印象を受けました。


ベリッシマのイマイチだった点3つ

続いて、今回のクルーズで感じたMSCベリッシマの「もう少し改善してくれれば」という点について共有します。主に以下の3つです。

以下、順番に見ていきます。

騒がしい・優雅さはない

子連れフレンドリーな環境の裏返しですが、基本的にどこに行っても騒がしくて、伝統的なクルーズのイメージである「優雅さ」はあまり感じられません。例えばレストランでは、あちこちで子供の騒ぐ声や泣き声が聞こえてきますし、食事中に子供をお手洗いに連れていくための出入りが結構あり、落ち着ける雰囲気ではないことが多いです。

MSCベリッシマ イタリアンナイト
3日目のイタリアンナイト 全体的に賑やかで席間も狭い

また、ベリッシマ自体がカジュアルクラスの船なのでしょうがないのですが、レストランの席間が狭く、そこをスタッフがひっきりなしに行き来するので、この点も優雅さを欠く原因の一つになっています

上記2点のデメリットの解決策として、乗船前に食事時間の希望を出す際に、遅めの時間帯(8時以降など)を指定しておけば、子連れは比較的少なくなりますし、全体的な人数も落ち着いてくるので、狭い席間もさほど気にならない可能性があります。

コインランドリーがない

乗船記の2回目でも書いてますが、MSCベリッシマにはコインランドリーがありません。ホテルのようなランドリーサービス(クリーニング)はあるのですが、下着でもUSD 3程度以上の値段がかかり、家族全員分を毎回出すとかなりの金額になってしまいます。

ベリッシマのようなカジュアルクラスの船にこそ、セルフ式ランドリーの設備が求められていると思いますが、そんなスペースがあったら客室を増やして売上を伸ばした方が良いという考えなのかもしれません。

代替策として、私たちのように寄港地のコインランドリーに行くか、可能なものは自分たちで洗面所またはシャワーブースの中で手洗いするという方法があります。

私たちはこのような洗濯用バッグを購入し、ハンカチや子供の下着などの小物をシャワーのついでに手洗いしていました。

洗濯用バッグ

中に洗濯物と水、洗剤をを入れたあと、このように入口をまるめてバックルをとめ、全体を振って洗濯します。意外ときれいになるものです。

洗濯用バッグ

このような洗濯バッグがあると、クルーズだけでなく通常の旅行や防災用グッズとしても役に立ちます。

また、キャップが閉まるトラベル用の洗剤も一つ用意しておくと便利です。

専用アプリの機能がいまいち

MSCが提供している「MSC for Me」というスマホアプリがあり、船内の無料Wifiに接続すると使用できるのですが、これの機能や使い勝手があまり良くなかったです。

MSC for Me

本来はこのアプリで船内イベントの予約などもできるらしいのですが、私は何回やってもダメでした。

今は改善されているのかもしれませんが、私が2023年5月に乗船した時はMSC for Meでまともに作動していた機能は以下のとおりでした。

  • 船内マップの確認
  • その日の船内イベントのリストを閲覧
  • 自分のアカウントにチャージされている料金と請求項目の確認
  • テキストメッセージの送信(家族間でのやり取りなど)

上記のうち、テキストメッセージ以外は客室内のTVでも確認できるし、マップやイベント一覧は船内のデジタル案内版でも見られるので、このアプリ自体の有用性はそこまで高くないと感じました。また、アプリの動作もすごく重かったです。

他社の話ですが、ダイヤモンドプリンセスでは専用アプリでレストランの予約が出来たり(人数や時間、場所変更含む)、船内のどこからでもルームサービスの注文が出来たりしてとても便利だったのですが、ベリッシマではアプリの使い道は限られているように感じました。

アウレアは必要?

アウレアのメリット・デメリット

私たちは今回のクルーズで「アウレア・エクスペリエンス」のプランを選択したのですが、乗船記①~③でお伝えしたとおり、アウレアを選んで良かったと考えています。

下記では、いま一度アウレアのメリットとデメリットについてお伝えすると共に、どのような方にアウレアがおすすめかについてもご紹介します。

メリットアウレアのデメリット
好きな時間にレストランの専用エリアで夕食
優先乗船
サーマルエリアを無料で利用(お風呂とサウナ)

専用のプールエリアの利用
部屋にバスローブとスリッパ
24時間OKのルームサービス (デリバリー無料)
ウェルカムパッケージ(プロセッコのボトルとチョコレート)
料金が割高
アウレアのメリットとデメリット

メリットのうち、個人的に重要なのは1番目~3番目です

レストランの予約不要で好きな時間にディナーを食べられるというのは、時間に縛られない自由があってプライスレスですし、優先乗船も初日に船内で多くの時間を確保するのに役立ちます。

また、サーマルエリアの無料利用は、毎日お風呂に入りたいという方やサウナ好きな方には魅力的です。

それ以外のメリットは、はっきり言って「あったら良い」レベルのもので、例えばスリッパなどは持参すれば解決します。

一方のデメリットですが、これは通常プランに比べて料金が割高になるという点だけです。どのくらい割高になるかは予約する航路、予約タイミング、旅行代理店などにもよるので一概には言えませんが、ざっくり言って大人一人あたり数万円以上は通常プランよりも高くなると思います。

アウレアはこんな人におすすめ

個人的には、アウレアは次のような人におすすめしたいです。

  • ディナーの予約時間に縛られたくない人(その日の気分で予定を変えたい人や、小さい子供がいて予定が読めない人)
  • やっぱり大きいお風呂で足を伸ばしたい人(ほとんどの部屋はシャワーのみ)
  • サウナが好きな人
  • 大人一人数万円までの追加料金であれば、上記のメリットがコストを上回ると思える人


アウレア特典の魅力については、ベリッシマの姉妹船であるMSCグランディオーサの地中海クルーズに乗船した時の記事でも詳しく触れていますので、併せてご覧ください。


まとめ

この記事では、私たち家族3人が2023年のGWに乗船したMSCベリッシマについて、おすすめポイントと「もう少し良くなって欲しい」という点についてのまとめを紹介しました。

お伝えした情報が、ベリッシマへの乗船を検討している人や、アウレアにすべきかどうか迷っている人、またこれから乗船する方々の参考になれば幸いです。

2025年のベリッシマの日本発着クルーズについては、以下の記事で全コースをまとめています。


クルーズのドレスコードのポイントや、実際にどの程度ドレスコードが守られているかについては、以下の記事でまとめています。ディナーでの子どもの服装についても紹介しています。

最近はクルーズ旅行の人気がとても高まっており、どの航路も早めに予約が埋まってしまいます。旅行の計画はお早めに。

当ブログでは他にもクルーズ関係の記事を掲載していますので、ぜひご覧ください。


MSCベリッシマ乗船記


MSCグランディオーサ(ベリッシマ姉妹船)乗船記



ダイヤモンドプリンセス乗船記



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