ダイヤモンドプリンセス子連れ乗船記2 食事の印象と穴場プール 鹿児島ローカル電車を見学

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ダイヤモンドプリンセス乗船記2 アイキャッチ

今回は2023年夏に乗船したダイヤモンドプリンセスの子連れ乗船記第2弾として、クルーズ2日目の終日航海日および3日目の鹿児島寄港に関する情報と、食事やプールについてのお役立ち情報をお届けします。

なお、前回の記事ではダイヤモンドプリンセスの概要や乗船初日の様子、メダリオンの便利機能などについて詳しくご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

目次

Day 2 終日航海日

ブッフェのおすすめ席

この日は航海日なので、朝から14階のホライゾンコート(ブッフェ)でゆっくり食事です。

一般的にクルーズの朝食ブッフェは2日目の朝が混雑しやすいですが、私たちが朝8時半頃に訪れた時はちらほらと空席がありました。空席が見当たらない場合でも、スタッフに言えば空いている席を探してきてくれます。

なお、ブッフェはプールに隣接しているので、どうしてもプールに近い方(中央より)は人が多くて騒がしくなりがちですが、奥の方(船の後方)に進むと、周りの席と間隔が広くプライベート感のあるテーブルが4つほど設置されているエリアがあります。中央エリアからは少し遠いですが、静かな環境を求める人にはおすすめです(下記の赤丸で囲っている辺り)。

ダイヤモンドプリンセス ホライゾンコート
プリンセス・クルーズHP https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/deckplans/より

ブッフェの食事

ブッフェは外資系シティホテル(マリオットやヒルトンなど)の朝食のような品揃えで、その場でオムレツなどを注文できるエッグステーション、20種類ぐらいのホットフード(肉、魚、野菜系料理など各種)、サラダバー、ベーカリー、フルーツ各種などが用意されています。

船の右側エリア・左側エリアにそれぞれ料理が配置されていますが、中身は同じです。

基本的な和食メニューも揃っており、ご飯、おかゆ、焼き魚、漬物、総菜系、味噌汁、納豆などは毎朝用意されていました。

またランチ時を中心に、セルフの手巻き寿司コーナーが出ている時もありました。海苔、酢飯、錦糸卵、海老、その他五目ちらし寿司用の具が用意されており、それらを自分で巻いて食べるというものです。ものすごく美味しいという訳ではないですが、日本人向けにこういうのを用意してくれているだけでありがたいと思いました。

さらにヌードルバーも用意されており、ラーメンやうどんが提供されている時もありました。その場で麺をゆでてもらい、好きな具をトッピングして温かいスープをかけて完成です。

ブッフェの全体的な印象としては、食べ物の種類はMSCベリッシマの方が多く、日本食も若干ですがベリッシマの方が充実していたと思います。まぁベリッシマは乗客数がダイヤモンドプリンセスの2倍なので、ブッフェがより充実しているのは当たり前かもしれません。

メインの屋外・屋内プール

朝食後はプールで息子と泳いだり、プールサイドでゴロゴロしたりして過ごしました。

ダイヤモンドプリンセスには大小4つのプールがありますが、メインの大型プールは14階に2つあります(屋外用と屋内用)。子供連れで利用する場合は基本的に14階の広いプールを使用することになると思いますが、以下プールについて4つのポイントを共有したいと思います。

  1. タオルは用意されていて使い放題
  2. 水深がやたら深い
  3. 監視員はおらずルールが守られていない時も
  4. 浮き輪や空気入れはない

順番に見ていきましょう。

タオルは用意されていて使い放題

プール用タオルがデッキチェアの上に用意されており、追加や替えが必要な場合はタオルの管理ブースに行けば、必要な分だけタオルを貸してくれます。とても便利ですね。

ダイヤモンドプリンセス プールのタオル
プールで用意されているタオル

一方でMSCベリッシマに乗船した時は、人数分のタオルがチェックイン時に部屋に置いてあり、それをプールに持参する形でした。

水深がやたら深い

ダイヤモンドプリンセスのプールは屋内・屋外共にものすごく深いです。中央に行くほど深くなっており、一番深い所は2m以上の深さです。一番浅い端っこでも1.5mぐらいはあるので、子どもや人によっては大人でも立つのが難しいです。そのため、大人でも備え付けのライフジャケットを装着してプールに入っている人が多かったです。

ライフジャケットはプールサイドに常時10着以上用意してあり、自由に使うことができますが、子ども用のものは数が少ないしサイズが合うか分からないので、持参した方が良いと思います。

監視員はおらずルールが守られていない時も

今回のクルーズでは、プールで監視員らしき人を見かけることはなかったです。

海外ではプールの利用は自己責任なので仕方ないですが、監視員がいないことで若干気になる場面がありました。プールには利用に関するルールが記載してあり、ちゃんと”No Diving”の注意書きがあるのですが、守らずに飛び込みをする小学生~中学生ぐらいの子どもたちが多かったです。

しかもプールサイドから5mぐらい助走をしてから思い切り飛び込む子もいて、本当に危ないと思ったときは私も注意しましたが、キリが無い時もありました。小さいお子様と一緒に利用する際は、特にご注意ください。

一方で、MSCベリッシマでは監視員がプールの脇にいる時が多く、飛び込みを含めルール違反についてはちゃんと注意していました。

浮き輪や空気入れはない

子供用に浮き輪や腕輪が必要な場合は、備え付けのものはないので持参した方が良いです。空気入れもないので、自力で膨らませる必要があります。

我が家は以下の電動空気入れを持参して、部屋で浮き輪を膨らませてからプールに持ち込みました。

空気入れ

大きな浮き輪やボートでもすぐに膨らみまし、空気を抜くのも電動です。USBで充電できて、キャンプなどでも幅広く使えるので一個持っていると便利です。

穴場のプール2つ

メインの14階のプール以外にも、ダイヤモンドプリンセスには穴場的な小規模プールが2つあります。夫婦やカップルだけで乗船する方や、静かな環境を求める方におすすです。

一つ目は15階にある”ロータススパ・プール(Lotus Spa Pool)”で、フィットネスやスパ施設があるエリアに中庭のような形で配置されています。

ダイヤモンドプリンセス ロータススパプール
プリンセス・クルーズHP https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/deckplans/ より

こじんまりとしたプールでデッキチェアも20脚程度しかありませんでしたが、利用客の年齢層が高めで、一瞬有料エリアかと思うほど落ち着いた雰囲気でした。

二つ目は12階にある”テラスプール(Terrace Pool)”です。14階のブッフェの最後方からテラスに出て、階段を降りてすぐです。ダイヤモンドプリンセスには13階はないので、実際は14階の一階下です。

ダイヤモンドプリンセス テラスプール
プリンセス・クルーズHP https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/deckplans/ より

こちらも小さなプールですが、場所が船尾なので天気がいい日は眺めが最高です。また、大体空いています。ただし、パラソルや日陰になるものがほとんどないので、日焼け止めは必須です。

プールサイドでの食事

14階のメインプールに戻ります。プールサイドエリアには多数のテーブルとイスが配置されており、食事ができるようになっています。プールはブッフェに隣接しているので、お腹がすいたらブッフェから食べ物を取ってきてプールサイドで頂くのがおすすめです。

また、ブッフェに面している方とは反対側の端(船の前方)にはトライデント・グリルというコーナーがあり、ここで焼き立てのハンバーガーを注文することができます。具の種類は好みのものを指定して、数分~10分程度待つと出来上がりです。このハンバーガーは肉もしっかりしたものを使っており、かなり美味しいのでお勧めです。

ダイヤモンドプリンセス トライデントグリルのハンバーガー
焼き立てのハンバーガーをほおばる息子

また、トライデント・グリルの反対側にはピザが提供されているコーナーもあり、こちらもなかなか美味しかったです。ブッフェまで行かなくても、ハンバーガーやピザで済ませるのも充分アリですね。子供が好きなフライドポテトもありますし。

なお、乗船記の1回目でもお伝えしましたが、メダリオン・クラスのアプリを使えばどこからでもルームサービスメニューを注文することができ、もちろんプールサイドの自分の席に運んできてもらうことも可能です。プリンセス・プラス以上のプランであれば、注文した食べ物や飲み物の料金はもちろん(ドリンクパッケージの範囲内で)、デリバリーも無料です。素晴らしいですね。

ウェルカムパーティー

この日はフォーマルナイトです。ディナーの前にはアトリウムで船長主催のウェルカムパーティーが催されていました。日本人のクルーズディレクター(イベント関連の責任者)でMikikoさんという方が着物で登場です。

ダイヤモンドプリンセス ウェルカムパーティ

カウントダウンの後、グラスタワーにシャンパンが注がれていきます。クルーズらしい一コマですね。

ダイヤモンドプリンセス ウェルカムパーティ

このようなイベントがあるとアトリウム周辺に大勢の乗客が集まりますが、やはりMSCベリッシマと比べると子連れの割合は低めです。すでに学校が夏休みに入っている時期ですが、体感的には中学生以下の子連れの乗客は全体の4~5割ぐらいだったと思います。一方でベリッシマは7割程度は子連れでした。

ディナー

この日の服装はこんな感じです。この後ネクタイを忘れてたのに気が付いて部屋に取りに帰りました。個人的にはクルーズのディナーは常にジャケットを着用するようにしているので、フォーマルの日もそれ以外もほとんど変わりません。

ディナーの服装


クルーズのドレスコードのポイントや、実際にどの程度ドレスコードが守られているかについては、以下の記事でまとめています。ディナーでの子どもの服装についても紹介しています。


ディナーのメインに選んだのはこちら。たしかダックのオレンジソースがけのようなものだったと思います。

ダイヤモンドプリンセス ディナー

肉は皮がパリッとしていて身は柔らかく、付け合わせのコロッケと紫キャベツも美味でした。

ダイヤモンドプリンセスのメインレストランの印象ですが、直近で乗ったMSCベリッシマよりも席と席の間に余裕があり、落ち着いて食事ができます。スタッフの数にも余裕があるので、長時間注文を取りに来てくれなかったり、料理が出てくるのにやたら時間がかかるようなことはなかったです。

また、メダリオンのおかげで飲み物の注文がとてもスムーズです。普通のクルーズだと、クルーズカードを取り出して読み取ってもらう必要がありますが、ダイヤモンドプリンセスではメダリオンをポケットに入れたままでも、スタッフがこちらの情報を読み取って処理してくれるので、とてもスマートです。

ディナーの後は、7階のクルーナーズ・バーでピアノの生演奏を聞きながらまったり過ごしました。こちらはエスプレッソマティーニ。

ダイヤモンドプリンセス バーでまったり

その後はシアターでショーを観劇しようとしたのですが、始まる直前で息子が眠気のためぐずりだしたので、部屋に帰りお風呂に入って就寝しました。

Day 3 鹿児島に寄港

観光は最低限

クルーズ3日目は、最初の寄港地である鹿児島に到着です。船は朝7時過ぎに入港。オプションツアーに申し込んでいる人たちは朝早くから出かけていったようで、朝食のブッフェは空いていました。

我が家は3カ月前のゴールデンウィークにもMSCベリッシマで鹿児島に寄港し、桜島を観光したばかりです。なので今回は観光らしい観光はせず、電車好きの息子のために鹿児島の新幹線やローカル電車を見学することにしました。

なお、ベリッシマで桜島を観光した時の記事は以下をご覧ください。

すでに何回か訪れている寄港地の場合、私たちのようにあまり観光せずに過ごすのもいいですし、そもそも下船しないという選択肢もありです。寄港している間の船内は人が少なく、プールや色んな施設が空いていて快適に過ごせます。

下船~鹿児島中央駅へ

午前9時半頃に船を降りてクルーズターミナルに出ました。

ターミナルから市内中心部まではシャトルバスが用意されているのですが、ダイヤモンドプリンセスの場合は有料のようで、料金が若干割高だと感じました(たしか一人往復USD 25~30程度)。パンフレットによると寄港地によって有料だったり無料だったりするようで、価格も一律ではないようですが、全体的に有料の寄港地が多いようです。

私たちが利用した時の鹿児島の料金だと、家族3人で往復利用した場合は円安もあって1万数千円にもなる計算です。さすがに高すぎるのでタクシーを利用しようとしましたが、こちらも乗り場が長蛇の列で中々進みません。結局30分ほど待って、ようやく乗車できました。

この後の寄港地でも同じでしたが、ダイヤモンドプリンセスの場合は割高なシャトルバスを避けるために港からタクシーを利用する人が多いため、毎回タクシー待ちで大混雑します。なので可能であれば、事前に地元のタクシー会社に配車を手配しておくのが良いと思いました。

あるいは目的地が複数ある場合は、レンタカーを借りるのが最もお得で便利だと思います。大体の寄港地では、ターミナル内か周辺にレンタカー会社があります。

楽天トラベル レンタカー

九州新幹線とローカル電車見学

港からタクシーで20分ほどで鹿児島中央駅に到着です。早速入場券を購入し、新幹線ホームへ。息子は鉄道図鑑でしか見たことがない九州の新幹線を生で見られて大興奮です。

九州のみで運行している800系新幹線

鹿児島中央駅 800系新幹線

ホームには、私たちの他にもダイヤモンドプリンセスの乗客と分かる子連れ家族が3~4組いました(クルーズストラップで判別可能)。意外と寄港地で電車を見に来る人達がいるんですね。電車好きのお子さんがいる家庭であれば、結構ありな選択肢だと思います。

その後は指宿線というローカル路線に乗り、フェリーターミナルの最寄り駅である宇指駅へ。のどかな雰囲気が漂う電車に15分ほど揺られて到着。

指宿線の電車

宇指駅からは、タクシーで10分ほどでフェリーターミナルに到着しました。この日は気温35度近くの猛暑で汗だくでしたが、船の前では乗客用にリフレッシュメントウォーターのサーバーが用意されていました。助かります。この辺はさすがにベリッシマとは違いますね。

船内に戻った後は、ブッフェでランチを食べてからプールで遊んだり、昼寝をしたりして過ごしました。


ディナー

この日のディナーの前菜は「牛のたたき」を頼みました。これは個人的にかなりおすすめです。

ダイヤモンドプリンセス 牛のたたき

肉は柔らかくて臭みもなく、ポン酢のようなたれとの相性も良くて、いくらでも食べられそうでした。これがメニューに出てきたら、ぜひ注文することをおすすめします。

メインの食事はバジルのパスタにしました。こちらもバジルの香りがフレッシュで、アクセントの松の実もたくさん散らされていて美味しかったです。

ダイヤモンドプリンセス バジルのパスタ


まとめ

今回の記事では、ダイヤモンドプリンセスの乗船2日目~3日目の様子を紹介すると共に、食事についての全体的な感想やブッフェのおすすめ席、各種プールのレビューなどをお届けしました。

クルーズ4日目以降については、以下の記事をご覧ください。


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早期予約割引2倍 >> 2024年12月1日までの予約に適用

ダイヤモンドプリンセスの早期予約割引2倍
画像引用:プリンセスクルーズ 2025年パンフレット


早期予約割引 >> 2025年2月27日までの予約に適用

ダイヤモンドプリンセスの早期予約割引2倍
画像引用:プリンセスクルーズ 2025年パンフレット


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ダイヤモンドプリンセス 2025年 3~4人目割引
画像引用:プリンセスクルーズ 2025年パンフレット


さらに、2回目以降の乗船ではリピーター割引として一人当たり最大10,000円が割引されます(2024年12月1日までに予約した場合に適用)。

上記の割引は全てプリンセス・クルーズ(船会社)が提供するものなので、どこの旅行代理店で申込んでも適用されます。

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当ブログには、筆者が過去に経験した4つのクルーズの乗船記をはじめ、船内のドレスコードなどお役立ち情報やクルーズの魅力を伝える記事、今後の日本発着コースのまとめ記事など、たくさんのコンテンツがあります。

クルーズ関係の記事はトップページにまとめています。

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